第9回目 午後6時の雇われ指揮者『三原辰乃』
◆日記
魔王城に張り巡らされた光の鎖が、硬い音を響かせながら次々にほどけて砕けていく。
飾り気のない白い支柱の影から、小部屋に続く扉から、商店街の店の影から、闘技場の観客席から、影の楽団たちが揺らめくように立ち上がり、ひそやかにチューニングを始める。
呼気の音を立てることさえ躊躇われて、辰乃はゆっくりと深呼吸をした。
魔王城を摘発した『天球使』たちはまだどこかに潜んでいて、しっかりと目を光らせているはずなのである。魔王領域の外に辰乃の目は届かないが、『天球使』たちは魔王の使う影の力には敏感だ。見つけたら最後、ふたたび光の縛鎖で辰乃の魔王城を縛り付けるだろう。気を付けなければいけなかった。
何度でも『天球使』たちは魔王を摘発し、光の檻に閉じ込める。そしてキュアが唱えられた時、彼らは魔王を解放し、貢納の義務を課す。
辰乃は『指揮者(コンダクター)』として魔王代行として、望んた覚えもなくここで働かせ続けているが、そもそも魔王という存在自体、奴隷と変わりないように思えることがある。魔王などというたいそうな名前がついているけれど、その力はごく小さい。
いや、小さいわけではない。自分の魔王領域の中ならば、魔王は絶対的な力を誇る。その支配の力を無効化できるのは、勇者の持つ聖なる塩の力だけだ。『天球使』たちは光の縛鎖を用いて魔王の力を抑え込むが、力そのものを消すのではなく、魔王領域を外から覆って、封じ込めているという方が近い。
たった四畳半の領地に世界のすべてを詰め込むちっぽけな王。それが、この世界における魔王という存在だと辰乃は認識している。辰乃は、さらにその下と言うわけだ。
(あのアルドリクが、果たしてそんな身分に甘んじるのだろうか?)
魔王の隷属性に考えを巡らせる時、最近はいつもそのことを考える。
甘んじる気がないからこそ、辰乃に魔王の仕事を任せて頻繁に城の外へ出ている、というのはあり得る話だ。
しかし辰乃は一方で、勇者との戦いを繰り返すことによって『天球統率者』の支配から逃れようとする魔王たちがいる、と言う話も耳にしている。アルドリクは、そこに参加するつもりはないのだろうか。あるいは、辰乃にそうした仕事を任せることは?
辰乃はかぶりを振って、指揮棒を腕を振って拳を握った。ぴたりと音が止まり、城は全くの静寂に満ちる。
呼吸の音さえ大きく響くような、完璧な静けさ。
その空気を炎が炙った。
きつく眉根を寄せ、辰乃は四畳半の城の中で目を凝らす。
しかし、しじまを割って淡々と歩いてくるのは、期待していた相手ではない。
嘆息して、辰乃は指揮棒を振り上げた。何の曲が流れるのかも知らない指揮者の身ぶりにしたがって、楽団たちが楽器を奏で始める。
旋律に反応し、篝火を携えた影たちが、見張り台の足下でふと立ち止まった。
「勇者じゃ……」
「ないぞ」
息を殺して細々と、ケープハイラックスが声を上げる。
「あれは何だ?」
「辰乃、それにこの曲」
名前を呼ばれた途端に頭がぐらつくのを感じて、辰乃は慌てて膝に力を込めた。取り落としかけた指揮棒を持ち直し、来訪者たちを見つめる。
成る程、勇者ではない。
その姿かたちが様々な勇者と違って、現れた影たちの姿は一様だった。
魔王領域の支配の力が及ばず、こちらへ向かって歩を進めながらも、そこに聖なる塩の力は感じられない。
篝火を手に携え、炎に皓々と照らされているにもかかわらず、暗く影が落ちてその輪郭をはっきりと捉えることはできない。
ただし、辰乃の指揮に従って音楽を奏でている『揺蕩する影法師』たちとはまたその在り方は異なっているように見える。確かに音を奏でながらも、揺らめきたゆたい、茫洋とした影の楽団と違って、四畳半の城を征くかれらはいくぶん、その存在がしっかりしている。
「指揮者(コンダクター)、なあ」
「私にも分からないよ。あんな連中見たことないもの」
「そうじゃない。曲の方だ」
「曲?」
そういえば、さっきもケープハイラックスたちはそんなことを言っていたような気がする。
辰乃は小声で問い返しながら、影たちが奏でる曲に耳を澄ませた。
どこかで、聞いたことがあるような、ないような曲だ。いつもキュアを発動する時とは違って楽団の頭数が多いような気はするが、曲自体は静かなものだ。
静か、というより、地味と言った方がいいかも知れない。ただ、それも『天球使』たちに気づかれないために抑えているのならおかしな話ではない。
「…………この曲がどうかした?」
「マジか」
「分かんないのかよ」
「あんた、ほんとにこういうの詳しくないな」
「悪かったな! それで?」
「{歌がない}」
ひそやかに紡がれた言葉に続くように、楽団が音を奏でる。
しかしそこに、楽団たちが息を詰めて、なにかを待ちわびるように空白を作ったことに、さすがに辰乃も気がついた。
明確に、この演奏には音が足らない。ぴったり一つのパートを除いて完璧に曲は形作られているが、それだけに空席が明白になる。
こんなことは初めてだった。もちろん、知らない曲が南極も奏でられる中で、辰乃が気が付いたのは、だが。
「突破されるぞ、指揮者(コンダクター)!」
「わわわわっ、分かってる! でも……!」
主旋律を欠いたまま進行する曲は、ケープハイラックスの言った通り篝火を掲げた影たちに通じている様子もなく、その侵略を押しとどめられもしない。
だが、指揮棒を振り上げようが振り下ろそうが、影法師たちが辰乃の意志に従うことはなかった。もともと、辰乃からなにか指示を出している、と言うわけではないのである。音を奏でるためのシリンダーはすでにセットされていて、辰乃はそれを回すだけだ。だから、なぜ『影の楽団』が歌手のいるべき曲を、歌うものもなく奏で始めたのかも分からない。おぼろげに知っている曲とは言え、辰乃が歌えるわけでもない。
どうして、こんなことになったのか。それも、勇者たちではなく、得体の知れない連中がやってきたこの時に限って。
(いつもと違う……!?)
辰乃は指揮棒を振りながら、首を捻って必死に背後に目を向けた。
陰気な黒髪の青年……いや、銀髪褐色の少女が、全身にノイズを走らせながらも、まだそこに立っている。天を仰いでいるのは、城の中を流れる楽曲に耳を傾けているからか。
「指揮者(コンダクター)!」
「奴らが向かってきている。よそ見をするな……」
「このままじゃ、見てたって見てなくたっておんなじだろ! ええと……」
闘技場へ。奈落へ。回廊へ。商店街へ。辰乃は魔王領域の中に視線を走らせる。楽器を構えた楽団員たちが、ぼんやりと揺らめきながら音を奏でているのが見える。その姿は、いつもと変わりない。
篝火を掲げた影たちも、そういう意味では勇者たちとそう違ったことをしているわけではない。はじめて現れた連中の影響を受けて、こちらの動きが変えられてしまったのかとも思ったが。
(やっぱり、一番大きな変化はこいつだよな……)
広さにして四畳半。密度にして森羅万象。豊かな音に満ちながらも決定的に何かが足らないでいる城内を一瞥してから、辰乃はあらためて男となった少女、少女となった男を振り返った。天を仰いだまま、ぼんやりと唇を開いて、何を考えているのか定かではない。
楽団員たちは空席を設けて、歌声を待ちわびているのだ。
そこに当てはまるのは、こちらに侵攻してきている連中ではあり得ないし、指揮者である辰乃や、ケープハイラックスたちに今さら要請することもあるまい。
であるなら、旋律の空白を埋めるのは、ノイズまみれのこいつということになる。
「ちょっと……そこの! あんた!」
「……」
顎を引いてこちらに視線を合わせる頃には、少女の体には再びノイズが走って、あの陰気な男の姿になっていた。それに驚いている余裕もない。篝火を掲げた影たちは、もうずいぶんと奥まで進み始めている。
「あんた、この曲知ってる? 歌えない!? 今ちょっと当楽団、歌手を募集中なんですけど!」
「おい、正気か? 指揮者(コンダクター)」
「この曲、メゾ・ソプラノだぞ!」
「知らねェーよ詳しくねえんだよ! じゃあお前ら歌えんのかよ!」
「歌を、」
こちらの言い合いの姦しさなど(もちろん、『天球使』たちに見つからないよう、できるだけ声を抑えてはいるのだが)どこ吹く風で、男はぼそりと声を押し出した。その声はすでにぷつぷつと途切れていて、ノイズの気配がしている。
「……歌えばいいのか」
「そう! 話が分かる! ただ、できるだけ楽団に合わせてくれるとありがたいかなって!」
「▓▓▓▓」
「あっ! だめそうなら無理しなくていいんで……!」
「……ああ。きっと、{彼女}のようには歌えないだろう」
そう囁く男の声は、いつの間にかノイズがかった少女のものになっている。その表情は、単なる陰気を通り越してただ悲しげで、泣きそうですらあった。
わずかにいやな予感。
「だが、少しだけ」
けれども、止めるいとまはもうない。
辰乃が指揮棒を振り上げるとともに、『影の楽団』たちは幾度目か、城の中から歌声を切望する。
男は少女の呼吸で、深く息を吸い込んだ。
飾り気のない白い支柱の影から、小部屋に続く扉から、商店街の店の影から、闘技場の観客席から、影の楽団たちが揺らめくように立ち上がり、ひそやかにチューニングを始める。
呼気の音を立てることさえ躊躇われて、辰乃はゆっくりと深呼吸をした。
魔王城を摘発した『天球使』たちはまだどこかに潜んでいて、しっかりと目を光らせているはずなのである。魔王領域の外に辰乃の目は届かないが、『天球使』たちは魔王の使う影の力には敏感だ。見つけたら最後、ふたたび光の縛鎖で辰乃の魔王城を縛り付けるだろう。気を付けなければいけなかった。
何度でも『天球使』たちは魔王を摘発し、光の檻に閉じ込める。そしてキュアが唱えられた時、彼らは魔王を解放し、貢納の義務を課す。
辰乃は『指揮者(コンダクター)』として魔王代行として、望んた覚えもなくここで働かせ続けているが、そもそも魔王という存在自体、奴隷と変わりないように思えることがある。魔王などというたいそうな名前がついているけれど、その力はごく小さい。
いや、小さいわけではない。自分の魔王領域の中ならば、魔王は絶対的な力を誇る。その支配の力を無効化できるのは、勇者の持つ聖なる塩の力だけだ。『天球使』たちは光の縛鎖を用いて魔王の力を抑え込むが、力そのものを消すのではなく、魔王領域を外から覆って、封じ込めているという方が近い。
たった四畳半の領地に世界のすべてを詰め込むちっぽけな王。それが、この世界における魔王という存在だと辰乃は認識している。辰乃は、さらにその下と言うわけだ。
(あのアルドリクが、果たしてそんな身分に甘んじるのだろうか?)
魔王の隷属性に考えを巡らせる時、最近はいつもそのことを考える。
甘んじる気がないからこそ、辰乃に魔王の仕事を任せて頻繁に城の外へ出ている、というのはあり得る話だ。
しかし辰乃は一方で、勇者との戦いを繰り返すことによって『天球統率者』の支配から逃れようとする魔王たちがいる、と言う話も耳にしている。アルドリクは、そこに参加するつもりはないのだろうか。あるいは、辰乃にそうした仕事を任せることは?
辰乃はかぶりを振って、指揮棒を腕を振って拳を握った。ぴたりと音が止まり、城は全くの静寂に満ちる。
呼吸の音さえ大きく響くような、完璧な静けさ。
その空気を炎が炙った。
きつく眉根を寄せ、辰乃は四畳半の城の中で目を凝らす。
しかし、しじまを割って淡々と歩いてくるのは、期待していた相手ではない。
嘆息して、辰乃は指揮棒を振り上げた。何の曲が流れるのかも知らない指揮者の身ぶりにしたがって、楽団たちが楽器を奏で始める。
旋律に反応し、篝火を携えた影たちが、見張り台の足下でふと立ち止まった。
「勇者じゃ……」
「ないぞ」
息を殺して細々と、ケープハイラックスが声を上げる。
「あれは何だ?」
「辰乃、それにこの曲」
名前を呼ばれた途端に頭がぐらつくのを感じて、辰乃は慌てて膝に力を込めた。取り落としかけた指揮棒を持ち直し、来訪者たちを見つめる。
成る程、勇者ではない。
その姿かたちが様々な勇者と違って、現れた影たちの姿は一様だった。
魔王領域の支配の力が及ばず、こちらへ向かって歩を進めながらも、そこに聖なる塩の力は感じられない。
篝火を手に携え、炎に皓々と照らされているにもかかわらず、暗く影が落ちてその輪郭をはっきりと捉えることはできない。
ただし、辰乃の指揮に従って音楽を奏でている『揺蕩する影法師』たちとはまたその在り方は異なっているように見える。確かに音を奏でながらも、揺らめきたゆたい、茫洋とした影の楽団と違って、四畳半の城を征くかれらはいくぶん、その存在がしっかりしている。
「指揮者(コンダクター)、なあ」
「私にも分からないよ。あんな連中見たことないもの」
「そうじゃない。曲の方だ」
「曲?」
そういえば、さっきもケープハイラックスたちはそんなことを言っていたような気がする。
辰乃は小声で問い返しながら、影たちが奏でる曲に耳を澄ませた。
どこかで、聞いたことがあるような、ないような曲だ。いつもキュアを発動する時とは違って楽団の頭数が多いような気はするが、曲自体は静かなものだ。
静か、というより、地味と言った方がいいかも知れない。ただ、それも『天球使』たちに気づかれないために抑えているのならおかしな話ではない。
「…………この曲がどうかした?」
「マジか」
「分かんないのかよ」
「あんた、ほんとにこういうの詳しくないな」
「悪かったな! それで?」
「{歌がない}」
ひそやかに紡がれた言葉に続くように、楽団が音を奏でる。
しかしそこに、楽団たちが息を詰めて、なにかを待ちわびるように空白を作ったことに、さすがに辰乃も気がついた。
明確に、この演奏には音が足らない。ぴったり一つのパートを除いて完璧に曲は形作られているが、それだけに空席が明白になる。
こんなことは初めてだった。もちろん、知らない曲が南極も奏でられる中で、辰乃が気が付いたのは、だが。
「突破されるぞ、指揮者(コンダクター)!」
「わわわわっ、分かってる! でも……!」
主旋律を欠いたまま進行する曲は、ケープハイラックスの言った通り篝火を掲げた影たちに通じている様子もなく、その侵略を押しとどめられもしない。
だが、指揮棒を振り上げようが振り下ろそうが、影法師たちが辰乃の意志に従うことはなかった。もともと、辰乃からなにか指示を出している、と言うわけではないのである。音を奏でるためのシリンダーはすでにセットされていて、辰乃はそれを回すだけだ。だから、なぜ『影の楽団』が歌手のいるべき曲を、歌うものもなく奏で始めたのかも分からない。おぼろげに知っている曲とは言え、辰乃が歌えるわけでもない。
どうして、こんなことになったのか。それも、勇者たちではなく、得体の知れない連中がやってきたこの時に限って。
(いつもと違う……!?)
辰乃は指揮棒を振りながら、首を捻って必死に背後に目を向けた。
陰気な黒髪の青年……いや、銀髪褐色の少女が、全身にノイズを走らせながらも、まだそこに立っている。天を仰いでいるのは、城の中を流れる楽曲に耳を傾けているからか。
「指揮者(コンダクター)!」
「奴らが向かってきている。よそ見をするな……」
「このままじゃ、見てたって見てなくたっておんなじだろ! ええと……」
闘技場へ。奈落へ。回廊へ。商店街へ。辰乃は魔王領域の中に視線を走らせる。楽器を構えた楽団員たちが、ぼんやりと揺らめきながら音を奏でているのが見える。その姿は、いつもと変わりない。
篝火を掲げた影たちも、そういう意味では勇者たちとそう違ったことをしているわけではない。はじめて現れた連中の影響を受けて、こちらの動きが変えられてしまったのかとも思ったが。
(やっぱり、一番大きな変化はこいつだよな……)
広さにして四畳半。密度にして森羅万象。豊かな音に満ちながらも決定的に何かが足らないでいる城内を一瞥してから、辰乃はあらためて男となった少女、少女となった男を振り返った。天を仰いだまま、ぼんやりと唇を開いて、何を考えているのか定かではない。
楽団員たちは空席を設けて、歌声を待ちわびているのだ。
そこに当てはまるのは、こちらに侵攻してきている連中ではあり得ないし、指揮者である辰乃や、ケープハイラックスたちに今さら要請することもあるまい。
であるなら、旋律の空白を埋めるのは、ノイズまみれのこいつということになる。
「ちょっと……そこの! あんた!」
「……」
顎を引いてこちらに視線を合わせる頃には、少女の体には再びノイズが走って、あの陰気な男の姿になっていた。それに驚いている余裕もない。篝火を掲げた影たちは、もうずいぶんと奥まで進み始めている。
「あんた、この曲知ってる? 歌えない!? 今ちょっと当楽団、歌手を募集中なんですけど!」
「おい、正気か? 指揮者(コンダクター)」
「この曲、メゾ・ソプラノだぞ!」
「知らねェーよ詳しくねえんだよ! じゃあお前ら歌えんのかよ!」
「歌を、」
こちらの言い合いの姦しさなど(もちろん、『天球使』たちに見つからないよう、できるだけ声を抑えてはいるのだが)どこ吹く風で、男はぼそりと声を押し出した。その声はすでにぷつぷつと途切れていて、ノイズの気配がしている。
「……歌えばいいのか」
「そう! 話が分かる! ただ、できるだけ楽団に合わせてくれるとありがたいかなって!」
「▓▓▓▓」
「あっ! だめそうなら無理しなくていいんで……!」
「……ああ。きっと、{彼女}のようには歌えないだろう」
そう囁く男の声は、いつの間にかノイズがかった少女のものになっている。その表情は、単なる陰気を通り越してただ悲しげで、泣きそうですらあった。
わずかにいやな予感。
「だが、少しだけ」
けれども、止めるいとまはもうない。
辰乃が指揮棒を振り上げるとともに、『影の楽団』たちは幾度目か、城の中から歌声を切望する。
男は少女の呼吸で、深く息を吸い込んだ。
NEWS
篝火が燃えている。揺らめく炎が覆いつくしていく魔王の「敵」が現れたのだ
ゆっくりと魔王たちを包囲していく篝火の炎
彼らを倒さねば、新たな覚醒を迎えられない
ゆっくりと、篝火は近づいていく……
遠くの出来事が近くのように感じられる……

「天球宮に残されたシステムを使えば、天球統率者の任を引き継ぐことは可能です」

「そのシステムこそ……他化自在天制御円陣」

「この魔法は、世界に秩序をもたらす魔法です」

「……世界を、思いのままに作り替える魔法……」

「秩序を維持するためには、この魔法を使うしかないのです!!」

「むっ、『フォートリエ』が動いたな」

「潮時……ということだな。やがて来るだろう、崩壊の時が」

「戦いの準備をしておけ。これから、厳しい戦いになる」

「元の世界に戻って確かめることができればいいんだけど……」

「そうすれば、過去のこととかいろいろ調べられるし」

「でも、なぜかこの夢はなかなか覚めないんだ」

「いや、しかし、神の建造に成功したという情報は喜ばしい。我々の500年の夢が叶う夢だ」

「デスケル重工、思いは重厚。重厚な未来に乾杯」

「……ところで、魔王さんたちはレガリアを覚醒させて不老不死になるんだよね」

「初めて聞いたけど、そんなすごいことができるんだね」

「カイリ、これは魔王全体の問題なのだ。魔王はいま、ほぼすべての力を失っている」

「レガリア覚醒の最終到達点、『ゼロのレガリア』によって、全ての魔王は完全に復権し、無敵の存在として君臨する」

「我々も陰ながら助力させてもらうよ、というのはだな、恥ずかしながら……」

「いまのデスケル重工は、ここ《コズミックスフィア》の監獄から抜け出す力がないのだ。いずれ力を借りたい」

「お前! そろそろ戦いだな!!」

「アイス!! 冷やしておくぞ!! マジだぞ!!」

「ペングィンもビビるくらい冷やしておくからな!」

「炎を纏った敵がやってくる……炎を鎮めるのはいつだって冷気だ!」

「俺は冷気の勇者、『テオ=レオン』!! 冷やすことに関しては、マジだ!!」
◆訓練
『指揮者』はスーパー違法アルラウネⅡを購入した!!
『指揮者』はスーパー違法アルラウネⅡを購入した!!
『指揮者』はスーパー違法アルラウネⅡを購入した!!
『指揮者』はスーパー違法アルラウネⅡを購入した!!
『指揮者』はスーパー違法アルラウネⅡを購入した!!
◆作製
▓▓▓▓▓を作製した!!
◆レガリア決定
幻影跳梁 に決定!!
◆アセンブル
見張り台にBeluluFloce:Lepatを装備した
エントランスにスーパー違法アルラウネⅡを装備した
通路にスーパー違法アルラウネⅡを装備した
応接間に異音を発するコンサートマスターを装備した
商店街にスーパー違法アルラウネⅡを装備した
回廊にスーパー違法アルラウネⅡを装備した
三叉路にスーパー違法アルラウネⅡを装備した
闘技場に違法性を限界まで高めた高価なサキュバスを装備した
幹部の部屋に寂しげな魔女を装備した
魔法陣にPlatanistaを装備した
奈落に官能の女霊を装備した
魔王領域に▓▓▓▓▓を装備した
◆心魂結束
◆対象指定
対象指定……フリー
ユニオン活動
【素人楽団】の活動記録
言うて初心者で、音楽とかよく分かんないんすよね
経験値の訓練をしました
経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
メッセージ
ENo.1からのメッセージ>>
朝焼け3時の魔王『ターピ』
「火と燃え滓ばかり見ておるとな、喉も乾くものじゃよ。城にはからっからの白骨死体も多いゆえ……」
モーヴェ
「全く手と羽のかかる魔王だぜ。オレは魔王じゃなくて、契約上手元に置かれてるしもべだ。……手腕はあるけどいかんせんめんどくせえったらありゃしな……おっと」
ターピの白濁した目に睨まれる前にそそくさと距離を取ると、青年は貴女と距離を詰める。
モーヴェ
「同じ魔王に聞くのも気がひけるが、これが聞けんのは魔王相手だけなんだ…なあちょっとだけ聞いてくれよ…」
モーヴェ
「ターピは日に日におかしくなってくんだ。多分、頭が。そのくせ最近、身寄りのない子供を城で引き取ってるし…
魔王ってやつは、みんなそうなのか?勇者と戦ってるとおかしくなっちまうのか? 」 ENo.79からのメッセージ>>
モーラ=フォニエ
「望まずにこういう場所に放り込まれちゃうのも難儀なものね。
まあ、『放り込まれたと思ったらバラバラになっちゃいました!』
なんて結末に比べたら良いと思えばいいのかしら。」
モーラ=フォニエ
「もしかしたら、貴女自身は直接関係なくても、
実は前世からの業でとか、貴女の前の人が関係あったとか。
わたしは貴女の魔王様じゃないから全然わからないけれど」
モーラ=フォニエ
「覚醒ってよくわからないけれどすごいのね!
勢いが2割ぐらい増えちゃう感じ!
そういえば変な勇者が、ドゥルガーとか、いくつかの神器のうちの4つ、
とか言ってたわね。とっ捕まえたら、なにかわかるのかしらね?」
メッセージを送信しました
>>Eno.15 >>Eno.102

「火と燃え滓ばかり見ておるとな、喉も乾くものじゃよ。城にはからっからの白骨死体も多いゆえ……」

「全く手と羽のかかる魔王だぜ。オレは魔王じゃなくて、契約上手元に置かれてるしもべだ。……手腕はあるけどいかんせんめんどくせえったらありゃしな……おっと」


「同じ魔王に聞くのも気がひけるが、これが聞けんのは魔王相手だけなんだ…なあちょっとだけ聞いてくれよ…」

「ターピは日に日におかしくなってくんだ。多分、頭が。そのくせ最近、身寄りのない子供を城で引き取ってるし…
魔王ってやつは、みんなそうなのか?勇者と戦ってるとおかしくなっちまうのか? 」 ENo.79からのメッセージ>>

「望まずにこういう場所に放り込まれちゃうのも難儀なものね。
まあ、『放り込まれたと思ったらバラバラになっちゃいました!』
なんて結末に比べたら良いと思えばいいのかしら。」

「もしかしたら、貴女自身は直接関係なくても、
実は前世からの業でとか、貴女の前の人が関係あったとか。
わたしは貴女の魔王様じゃないから全然わからないけれど」

「覚醒ってよくわからないけれどすごいのね!
勢いが2割ぐらい増えちゃう感じ!
そういえば変な勇者が、ドゥルガーとか、いくつかの神器のうちの4つ、
とか言ってたわね。とっ捕まえたら、なにかわかるのかしらね?」
メッセージを送信しました
>>Eno.15 >>Eno.102
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
精算
売上高 495
攻撃戦果収入0.51
支援戦果収入24.31
防衛戦果収入57.93
捕虜交換 200
戦闘報酬282
販売数補正 0.4%
売上均衡補正 2.73%
戦闘報酬均衡補正8.4%
合計現金収入868
獲得レートポイント868
収入 3900moneyがかき集められました
【!】召喚費用 3274moneyを消費しました
【!】経費 7324moneyを消費しました
【!】破産 装備ユニットが売却されます……
◆BeluluFloce:Lepat は破壊されてしまった……
◆スーパー違法アルラウネⅡ は破壊されてしまった……
◆スーパー違法アルラウネⅡ は破壊されてしまった……
◆異音を発するコンサートマスター は破壊されてしまった……
◆スーパー違法アルラウネⅡ は破壊されてしまった……
◆スーパー違法アルラウネⅡ は破壊されてしまった……
◆スーパー違法アルラウネⅡ は破壊されてしまった……
◆違法性を限界まで高めた高価なサキュバス は破壊されてしまった……
パーツ販売数 4個
今回の購入者-->>10 >>10 >>10 >>71
◆経験値が62増加しました……
◆『回転する火の目の勇者』 は キュア を習得したようだ……
あなたは2回徳を積みました
あなたは2回カルマを重ねました
あなたは1回虚空を想いました
あなたは6回シュラとなりました
あなたは5回和解しました
寂しげな魔女の強度が 27.6 になった!!
Platanistaの強度が 24.45 になった!!
官能の女霊の強度が 23.51 になった!!
▓▓▓▓▓の強度が 28.2 になった!!
攻撃戦果収入0.51
支援戦果収入24.31
防衛戦果収入57.93
捕虜交換 200
戦闘報酬282
販売数補正 0.4%
売上均衡補正 2.73%
戦闘報酬均衡補正8.4%
合計現金収入868
獲得レートポイント868
収入 3900moneyがかき集められました
【!】召喚費用 3274moneyを消費しました
【!】経費 7324moneyを消費しました
【!】破産 装備ユニットが売却されます……
◆BeluluFloce:Lepat は破壊されてしまった……
◆スーパー違法アルラウネⅡ は破壊されてしまった……
◆スーパー違法アルラウネⅡ は破壊されてしまった……
◆異音を発するコンサートマスター は破壊されてしまった……
◆スーパー違法アルラウネⅡ は破壊されてしまった……
◆スーパー違法アルラウネⅡ は破壊されてしまった……
◆スーパー違法アルラウネⅡ は破壊されてしまった……
◆違法性を限界まで高めた高価なサキュバス は破壊されてしまった……
パーツ販売数 4個
今回の購入者-->>10 >>10 >>10 >>71
◆経験値が62増加しました……
◆『回転する火の目の勇者』 は キュア を習得したようだ……
あなたは2回徳を積みました
あなたは2回カルマを重ねました
あなたは1回虚空を想いました
あなたは6回シュラとなりました
あなたは、何か物足りなさを感じていた
あなたは 飢え を得ましたあなたは5回和解しました
寂しげな魔女の強度が 27.6 になった!!
Platanistaの強度が 24.45 になった!!
官能の女霊の強度が 23.51 になった!!
▓▓▓▓▓の強度が 28.2 になった!!
キャラデータ
名前
雇われ指揮者『三原辰乃』
愛称
『指揮者』
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
三原辰乃 魔王に雇われた『指揮者(コンダクター)』 魔王の権能を一時的に貸与され、楽団を指揮する。 本来は男性らしい。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
あなたの作製した勇者 『回転する火の目の勇者』
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() __6 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() _12 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() _18 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
お城データ |
|
|
ID | 種別 | 名前 | 詳細 |
---|---|---|---|
1 | --- | --- | --- |
2 | カルマ物理護衛:アルラウネ | ▓▓▓▓▓ [28.2] | ▼詳細 |
3 | --- | --- | --- |
4 | --- | --- | --- |
5 | シュラ物理護衛:アルラウネ | シュラウネ [26.2] | ▼詳細 |
6 | 虚空聖魔建築:霊堂 | ふつうの霊堂-0 [25.2] | ▼詳細 |
7 | --- | --- | --- |
8 | カルマ火炎建築:懲罰室 | ふつうの懲罰室-0 [25.2] | ▼詳細 |
9 | 冷気建築:水路 | あなたの水路 [20] | ▼詳細 |
10 | 徳火炎護衛:サキュバス | 何処ぞの淫魔・ミラージュ [22.05] | ▼詳細 |
11 | 電撃建築:尖塔 | あなたの尖塔 [20] | ▼詳細 |
12 | シュラ火炎護衛:サキュバス | 官能の女霊 [23.05] | ▼詳細 |
13 | --- | --- | --- |
14 | 虚空冷気護衛:ウィッチ | 寂しげな魔女 [27.6] | ▼詳細 |
15 | 徳物理建築:植物 | すいか [21.05] | ▼詳細 |
16 | シュラ火炎護衛:サキュバス | 官能の女霊 [23.51] | ▼詳細 |
17 | シュラ火炎護衛:サキュバス | 官能の女霊 [22.31] | ▼詳細 |
18 | 徳聖魔護衛:エンジェル | 徳エンジェル [25.2] | ▼詳細 |
19 | 徳火炎建築:熱砂 | 焦げた柱と白い灰 [20.31] | ▼詳細 |
20 | --- | --- | --- |
21 | --- | --- | --- |
22 | カルマ電撃護衛:サイキック | サイケデリックなピッコロ奏者 [21.2] | ▼詳細 |
23 | 商品罠:商品の罠 | 硬質グミ [21] | ▼詳細 |
24 | カルマ冷気罠:水牢の罠 | 叫び声のする水牢 [26.2] | ▼詳細 |
25 | --- | --- | --- |
26 | 虚空聖魔建築:霊堂 | ふつうの霊堂-0 [25.2] | ▼詳細 |
27 | 徳物理護衛:アルラウネ | Platanista [24.45] | ▼詳細 |
28 | シュラ火炎護衛:サキュバス | 官能の女霊 [22.31] | ▼詳細 |
29 | シュラ火炎護衛:サキュバス | 官能の女霊 [22.31] | ▼詳細 |
30 | --- | --- | --- |
次回の報酬ボーナス
売上均衡補正 | 1.1% |
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戦闘報酬均衡補正 | 9.72% |
次の戦場
作戦開始……20時00分 第1ブロック 「ヴィスラ滅光の中枢」
コズミックスフィアの中枢にして、全ての光が囚われた場所。ここは暖かく、魂の安らげる場所
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![]() | 【変異】篝火の破者 攻撃種別:徳物理護衛 習得魔法: プランダー ホーリーレジスト ホラー スパークステップ ジャッジメント ルナティックボックス コールドウェイブ レベル :-99986 勇者情報:カーテンコールの『影』 |
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