第8回目 午後4時の深追憶水族館『トリエステ』
◆日記
表紙には、誰かの背中。そしてそれが背負う文字列、「MERMAID KIDNAPPER JOHN BLACK」。
意味は何となくしか分からなかった。ただ、その男と文字列が、関係あるということだけは分かった。
言われたとおりに閉架書庫の奥には閉ざされた扉があり、それを開けると、一面の水が広がっている。
「……これを、こうしろって……言ってたけど……」
ニヒトは話を聞いても半信半疑でいた。というのも、実際何を見たかは彼は教えてくれなかったし、ではこれを見たのかと聞けば「違う」と言う。とにかく見れば分かる、とだけ言い残して、とっとと閉架書庫の中に追いやってしまった。
見たところ自分の持っているもの以外に、それらしきものはない。紙の本、というものに全く触れてこなかったニヒトは、躊躇いなく本を広げて水面に浮かべた。
「……」
何も起こっていないように思えたのはほんの束の間で、ひっくり返った本がずんと水中に消えた。そして水の奥に、鮮やかな色彩が浮かんでいるのだ。
「……よし」
思わず大きく息を吸い込んでから気づいたが、別段もう、呼吸などする必要はなかった。
鮮やかな色。鮮やかな青。小さな背中。
少年が見上げている先にいる生き物が、こちらに笑いかけて消えていく。
それだけだった。
ずっと同じ景色がそこにあり続け、少年が何もいない空間を見上げている。見上げ続けている。
虚像は永遠にどこかを見ていて、見返してくることも、動くこともない。
その時だった。
「……おい」
「!」
虚像が振り返った。と、思ったら、一瞬で青年の姿になっている。
こっちに来い、と指先で合図され、向かう。その先は何もない空間だった。真っ青な壁の突き当たりを、さらに通り抜けた。
「……」
「……アンタか。俺の本を開けたのは」
「す、すいません。何か不都合でも」
ゆらゆらと手を振る若者は、やんわりと透けているように見えた。あの虚像をそのまま持ち出したような姿。そのまま大きくなったような姿。
「いや、ねぇけど……好都合っちゃ好都合ではある。……あれか、アンタ……【魔女】が呼び出した下僕だかなんか」
褪せた金髪。青い瞳。
「……そう、ですね……そうなります。自分は」
「ニヒト・セラシオンの方か?」
「! ……はい」
それをどこで見たものか、遥か記憶の奥底にあるような気がして、頭をひねるより早く。
男が自ら、名を名乗る。
「……賭けには勝った、ってことか。俺はジョン・ブラック……【水族館の冥王】、とやらだよ」
【水族館の冥王】。
この水族館の主。未だ謁見すらしていない、この水族館の遥か奥底で沈黙を貫いていると言われた仕えるべき存在。それが突然眼前に現れて、自分がそうだと言うのだ。
「……あの、失礼ですが、この場所でそのような?ことを?述べても問題は?」
「ない。……らしい。俺も受け売りだ、細かいことは知らん……」
望まぬ王であるようだ。それは見ていれば分かった。
ニヒトを見つめる目はどこか精彩に欠け、――生きていたとしても、死んだ目をしている、という評価を下さざるを得ない。
「なんと呼べば?」
「……ジョンでいいよ。めんどくせえから……」
「……使い分けさせていただきます。場によって適切な呼び名がありましょう」
「そうだね……」
ポケットに手を入れたジョンは、何も出てこないことに肩をすくめた。ニヒトにはそれが何を求めている動作なのか、まるで分からなかった。
何故本から出てきた存在が、唐突に【冥王】を名乗り始めているのか?それも分からない。わからないことが多すぎる。
「……」
「……あの」
「……そんなに俺のことが気になるか。悪いがお前には見せるつもりはねえよ、あれの続きは」
「いえ、そこが気になるのではないのです。どうして、あの本の中から――出てきたのですか?」
謁見のタイミングを逃し続け(おおよそニシュカがどこかに行ってしまったか、【魔女】から仕事を頼まれてしまったかだ)、王の詳しい外見は全く知らない。だから、目の前の男がそう名乗ってしまえば、そうですか、と言わざるを得ないのが今だ。嘘をついているとは思いたくないが、騙されているのではないか?という疑いは、当然ながら持ってしまう。
「……チッ……そっちか。それも入れ知恵なんだ。これを伝えるのは、自分が見て“大丈夫”だと思ったやつにしろってね」
「……誰からの?【魔女】ですか?」
「……【魔女】なんて生易しいもんじゃねぇよ。神だ」
「神……」
【冥王】曰く、【沈まる泡沫の神】、【天恵たる海流の神】、そして【揺蕩う海藻の神】。この水族館には少なくとも以上三柱の神が絡んでいて、そのことを完全に把握しているのは、【冥王】と神々だけだ。
そして【冥王】は、沈まる泡沫の神の下にありながら、揺蕩う海藻の神の指示に従っているのだという。この閉架書庫のシステムを作ったのは天恵たる海流の神で――ああ、神が山程いて混乱する!
説明は早々に切り上げ、とりあえず俺が本当に【冥王】なのだけは覚えて帰ってくれよ、と言ってから、ジョンはため息を付いた。何かを吸う動作を経てから、ニヒトに向かって言う。
「……これは、計画なんだとさ。俺の居場所を賭けた大乱闘。のっけから雲行きが怪しいらしいが、神サマは舞台だけ整えて、あとは関与してくれない」
「……」
「何もかもその通りに動くってのは癪だが……あいにくそう頭は良くないんでね。とりあえずひとつ」
「はい」
「ニシュカ・パーシスタンスには気をつけろ」
その言葉を背負って、水中を出た。自分に見せない姿を、彼には見せてくれるのだろうか?それは、自分に共有されるだろうか?
殺意を表明されたときから信用してはいないが、ニシュカ・パーシスタンスという男は、一体何なのだ?
「……」
ニヒト・セラシオンは知らない。
幼い彼が見ていた生き物が何と呼ばれているのか、あの場所が何だったのか、知らない。彼らには、知らないことが多すぎる。
戻ってきたニヒトを出迎えたのは、山のように積まれた禁帯出の本だった。厚さには明らかな差があり、そして明確に古さにも違いがある。
そのどれもに、鍵がかかっている。そして、自分の持ち戻った本にも、いつの間にか。
「……やっぱり人によって閲覧制限がかかってるか」
「えっ?」
「それの話だ。僕を厄介がっていると見た」
「は、はあ……」
思わず感心する声が出てしまったが、幸いなことにそうは受け取られなかったらしく、ニシュカは本を受け取るとタイトルを何かに書き写す。ずっとこの作業をしていたのか、と思うと、水中で過ごしていた時間の長さを思った。
「あの、それは?」
「見ての通りさ。読めなくても書き写せばいずれ機会が来るだろうと思って……何か読めるやつある?」
「……いいえ。文字は見たことがあるんですが、言語体系が異なるみたいで……俺たちのやり方で読もうとすると、とてもちぐはぐな文になるし、単語も間違っている」
――嘘をついた。いくつか分かるものが紛れている。
「そっかあ……僕もアルファベットは分かるんだけど、この何?丸っこい字?がさっぱり分からん」
「それは俺も分からないです……」
僕たちの言語じゃないんだろうな、と二人で納得して、本を積む。
その瞬間だった。
『王がお目覚めになられた。来なさい、二人とも。片付けは後回しでいいわ』
放送のように部屋に流れた声が、二人の思考を遮断する。
異なる理由で遮られた二つの思考が、顔を見合わせて、そして頷いて、閉架書庫を出ていった。
夜の色の獣がそれを見ている。
二人が初めて足を踏み入れた玉座の間は、息をつく間もないほど血の臭いで溢れかえっていた。
息を飲み込む方。平然としている方。それを見下ろして、【水族館の魔女】は言う。
「何をしていたの?」
「何ねえ。“お勉強”ですよ、お勉強」
「あなたはろくなことを考えない。心底失敗したと思っているわ」
ふと視線を上げると、【水族館の魔女】のちょうど反対側に、もう一人誰かがいる。
それを確認したニシュカはやはり渋い顔をして、ニヒトは何が起こっているのかわからない顔しかできなかった。いや、そのふりしかできなかった。
――王が目覚めたのは自分の手によるものだ、と言うのは、きっと誰にも告げてはいけない。
「なあ君」
「ウワッ何ですか。急に話しかけないで……」
「あれ、本当に目覚めたんだと思うか?」
顔に深くヴェールを掛けられ、足元も布で覆われ、表情を伺えるのは口元しかない。覗いている手も顔も土気色をしていて、そこに死人が座らされているようにしか思えない。
「まあ……形骸的でも謁見できたというのは、それで」
「そうだな……」
そう言っていたときだった。死体にしか見えない【冥王】の手が動く。
ふわりと何かを浮かせるようなジェスチャーの後に、その手の上に水球が出来上がる。ぼんやりと映る褪せた金色の髪の男。
『……これは、何か話さないといけねぇのか』
「可能なら。お嫌でしたらこちらが引き受けます」
聞こえてきた声は確かに、ニヒトが閉架書庫の奥で聞いた声だった。
『……。……俺はジョン・ブラック。【水族館の冥王】とやらである以前に、罪人』
意味は何となくしか分からなかった。ただ、その男と文字列が、関係あるということだけは分かった。
言われたとおりに閉架書庫の奥には閉ざされた扉があり、それを開けると、一面の水が広がっている。
「……これを、こうしろって……言ってたけど……」
ニヒトは話を聞いても半信半疑でいた。というのも、実際何を見たかは彼は教えてくれなかったし、ではこれを見たのかと聞けば「違う」と言う。とにかく見れば分かる、とだけ言い残して、とっとと閉架書庫の中に追いやってしまった。
見たところ自分の持っているもの以外に、それらしきものはない。紙の本、というものに全く触れてこなかったニヒトは、躊躇いなく本を広げて水面に浮かべた。
「……」
何も起こっていないように思えたのはほんの束の間で、ひっくり返った本がずんと水中に消えた。そして水の奥に、鮮やかな色彩が浮かんでいるのだ。
「……よし」
思わず大きく息を吸い込んでから気づいたが、別段もう、呼吸などする必要はなかった。
鮮やかな色。鮮やかな青。小さな背中。
少年が見上げている先にいる生き物が、こちらに笑いかけて消えていく。
それだけだった。
ずっと同じ景色がそこにあり続け、少年が何もいない空間を見上げている。見上げ続けている。
虚像は永遠にどこかを見ていて、見返してくることも、動くこともない。
その時だった。
「……おい」
「!」
虚像が振り返った。と、思ったら、一瞬で青年の姿になっている。
こっちに来い、と指先で合図され、向かう。その先は何もない空間だった。真っ青な壁の突き当たりを、さらに通り抜けた。
「……」
「……アンタか。俺の本を開けたのは」
「す、すいません。何か不都合でも」
ゆらゆらと手を振る若者は、やんわりと透けているように見えた。あの虚像をそのまま持ち出したような姿。そのまま大きくなったような姿。
「いや、ねぇけど……好都合っちゃ好都合ではある。……あれか、アンタ……【魔女】が呼び出した下僕だかなんか」
褪せた金髪。青い瞳。
「……そう、ですね……そうなります。自分は」
「ニヒト・セラシオンの方か?」
「! ……はい」
それをどこで見たものか、遥か記憶の奥底にあるような気がして、頭をひねるより早く。
男が自ら、名を名乗る。
「……賭けには勝った、ってことか。俺はジョン・ブラック……【水族館の冥王】、とやらだよ」
【水族館の冥王】。
この水族館の主。未だ謁見すらしていない、この水族館の遥か奥底で沈黙を貫いていると言われた仕えるべき存在。それが突然眼前に現れて、自分がそうだと言うのだ。
「……あの、失礼ですが、この場所でそのような?ことを?述べても問題は?」
「ない。……らしい。俺も受け売りだ、細かいことは知らん……」
望まぬ王であるようだ。それは見ていれば分かった。
ニヒトを見つめる目はどこか精彩に欠け、――生きていたとしても、死んだ目をしている、という評価を下さざるを得ない。
「なんと呼べば?」
「……ジョンでいいよ。めんどくせえから……」
「……使い分けさせていただきます。場によって適切な呼び名がありましょう」
「そうだね……」
ポケットに手を入れたジョンは、何も出てこないことに肩をすくめた。ニヒトにはそれが何を求めている動作なのか、まるで分からなかった。
何故本から出てきた存在が、唐突に【冥王】を名乗り始めているのか?それも分からない。わからないことが多すぎる。
「……」
「……あの」
「……そんなに俺のことが気になるか。悪いがお前には見せるつもりはねえよ、あれの続きは」
「いえ、そこが気になるのではないのです。どうして、あの本の中から――出てきたのですか?」
謁見のタイミングを逃し続け(おおよそニシュカがどこかに行ってしまったか、【魔女】から仕事を頼まれてしまったかだ)、王の詳しい外見は全く知らない。だから、目の前の男がそう名乗ってしまえば、そうですか、と言わざるを得ないのが今だ。嘘をついているとは思いたくないが、騙されているのではないか?という疑いは、当然ながら持ってしまう。
「……チッ……そっちか。それも入れ知恵なんだ。これを伝えるのは、自分が見て“大丈夫”だと思ったやつにしろってね」
「……誰からの?【魔女】ですか?」
「……【魔女】なんて生易しいもんじゃねぇよ。神だ」
「神……」
【冥王】曰く、【沈まる泡沫の神】、【天恵たる海流の神】、そして【揺蕩う海藻の神】。この水族館には少なくとも以上三柱の神が絡んでいて、そのことを完全に把握しているのは、【冥王】と神々だけだ。
そして【冥王】は、沈まる泡沫の神の下にありながら、揺蕩う海藻の神の指示に従っているのだという。この閉架書庫のシステムを作ったのは天恵たる海流の神で――ああ、神が山程いて混乱する!
説明は早々に切り上げ、とりあえず俺が本当に【冥王】なのだけは覚えて帰ってくれよ、と言ってから、ジョンはため息を付いた。何かを吸う動作を経てから、ニヒトに向かって言う。
「……これは、計画なんだとさ。俺の居場所を賭けた大乱闘。のっけから雲行きが怪しいらしいが、神サマは舞台だけ整えて、あとは関与してくれない」
「……」
「何もかもその通りに動くってのは癪だが……あいにくそう頭は良くないんでね。とりあえずひとつ」
「はい」
「ニシュカ・パーシスタンスには気をつけろ」
その言葉を背負って、水中を出た。自分に見せない姿を、彼には見せてくれるのだろうか?それは、自分に共有されるだろうか?
殺意を表明されたときから信用してはいないが、ニシュカ・パーシスタンスという男は、一体何なのだ?
「……」
ニヒト・セラシオンは知らない。
幼い彼が見ていた生き物が何と呼ばれているのか、あの場所が何だったのか、知らない。彼らには、知らないことが多すぎる。
戻ってきたニヒトを出迎えたのは、山のように積まれた禁帯出の本だった。厚さには明らかな差があり、そして明確に古さにも違いがある。
そのどれもに、鍵がかかっている。そして、自分の持ち戻った本にも、いつの間にか。
「……やっぱり人によって閲覧制限がかかってるか」
「えっ?」
「それの話だ。僕を厄介がっていると見た」
「は、はあ……」
思わず感心する声が出てしまったが、幸いなことにそうは受け取られなかったらしく、ニシュカは本を受け取るとタイトルを何かに書き写す。ずっとこの作業をしていたのか、と思うと、水中で過ごしていた時間の長さを思った。
「あの、それは?」
「見ての通りさ。読めなくても書き写せばいずれ機会が来るだろうと思って……何か読めるやつある?」
「……いいえ。文字は見たことがあるんですが、言語体系が異なるみたいで……俺たちのやり方で読もうとすると、とてもちぐはぐな文になるし、単語も間違っている」
――嘘をついた。いくつか分かるものが紛れている。
「そっかあ……僕もアルファベットは分かるんだけど、この何?丸っこい字?がさっぱり分からん」
「それは俺も分からないです……」
僕たちの言語じゃないんだろうな、と二人で納得して、本を積む。
その瞬間だった。
『王がお目覚めになられた。来なさい、二人とも。片付けは後回しでいいわ』
放送のように部屋に流れた声が、二人の思考を遮断する。
異なる理由で遮られた二つの思考が、顔を見合わせて、そして頷いて、閉架書庫を出ていった。
夜の色の獣がそれを見ている。
二人が初めて足を踏み入れた玉座の間は、息をつく間もないほど血の臭いで溢れかえっていた。
息を飲み込む方。平然としている方。それを見下ろして、【水族館の魔女】は言う。
「何をしていたの?」
「何ねえ。“お勉強”ですよ、お勉強」
「あなたはろくなことを考えない。心底失敗したと思っているわ」
ふと視線を上げると、【水族館の魔女】のちょうど反対側に、もう一人誰かがいる。
それを確認したニシュカはやはり渋い顔をして、ニヒトは何が起こっているのかわからない顔しかできなかった。いや、そのふりしかできなかった。
――王が目覚めたのは自分の手によるものだ、と言うのは、きっと誰にも告げてはいけない。
「なあ君」
「ウワッ何ですか。急に話しかけないで……」
「あれ、本当に目覚めたんだと思うか?」
顔に深くヴェールを掛けられ、足元も布で覆われ、表情を伺えるのは口元しかない。覗いている手も顔も土気色をしていて、そこに死人が座らされているようにしか思えない。
「まあ……形骸的でも謁見できたというのは、それで」
「そうだな……」
そう言っていたときだった。死体にしか見えない【冥王】の手が動く。
ふわりと何かを浮かせるようなジェスチャーの後に、その手の上に水球が出来上がる。ぼんやりと映る褪せた金色の髪の男。
『……これは、何か話さないといけねぇのか』
「可能なら。お嫌でしたらこちらが引き受けます」
聞こえてきた声は確かに、ニヒトが閉架書庫の奥で聞いた声だった。
『……。……俺はジョン・ブラック。【水族館の冥王】とやらである以前に、罪人』
NEWS
雷鳴がなる。振動。そして、光《コズミックスフィア》に力が満ちていく
2回目の覚醒が近づいているのだ
そんな予感がした
しかし、不安の影もまたよぎる……
遠くの出来事が近くのように感じられる……

「こ、これは……天球宮に、いったい何が?」

「もぬけの殻ではありませんか。いったいいつから……?」

「天球統率者……いない。なぜ? あなたなしでは、秩序を保てない」

「……どういうことでしょう。力のかけらもない。これでは……」

「ならば……わたくしが、天球統率者になるほかありません!!」

「力を持つもの……いずれ、来る日が来るだろう」

「どれほど力を持ったとしても、叶わないものがある。手に入れられないものがある」

「その時に君たちは、何をするだろう、ということさ」

「まって……その話の続きを、知っている。偶然の一致かと思っていたけど」

「僕の知っているデスケル重工は、神を建造したんだ」

「世界を塗り替えるような都市を作って……天に届くような、神を作った」

「どういうことです? 現在の技術と資産と人員では、神を建造できません」

「それとも、あなたは500年後からやってきた、ということですか?」

「……そのまさかかもしれない。あ、魔王さんにも説明すると、僕は寝ている間だけ、この世界にやってくる存在で」

「僕の起きている間の世界にはデスケル重工があって、でもこんなファンタジーは欠片もなくて……」

「興味深い。ということは、魔王たちの進退にも関わる。魔王たちはどこかへ旅立った、ということだ」

「なぜなら、魔王の第二覚醒によって、魔王は無敵の存在となり、時と生死を克服し、永遠の存在となるはずだ」

「噂は聞いているぞ。魔王たち。魔王の第二覚醒。レガリア永劫化。レガリアの力で、魔王は完全なる不老不死になる」

「かつての魔王ドゥルガーがそうであったようにな」

「お前! アイスは好きか!?」

「アイスはな!! 冷たいんだ!! マジだぞ!!」

「お前は無敵になるんだよな! 無敵になったらアイスを一緒に食べような!」

「なんでって……? お祝いだよ!! お祝いって言ったら、アイスじゃないのか!?」

「誕生日にいつも食べていたんだが!?」
◆訓練
アクアトリエステは展示水槽:熱水噴出孔を購入した!!
アクアトリエステは丸太を購入した!!
アクアトリエステは展示水槽:熱水噴出孔を購入した!!
アクアトリエステは冷感にくまんくっしょんを購入した!!
◆作製
展示水槽:花電車の静寂を作製した!!
◆レガリア決定
暁新世界 に決定!!
◆アセンブル
見張り台に丸太を装備した
エントランスに展示水槽:熱水噴出孔を装備した
通路に展示水槽:深層海流を装備した
応接間に展示水槽:タッチプールを装備した
商店街に展示水槽:熱水噴出孔を装備した
回廊に展示水槽:熱水噴出孔を装備した
三叉路に展示水槽:花電車の静寂を装備した
闘技場に冷感にくまんくっしょんを装備した
幹部の部屋にデスポメラニアンの鎖首輪を装備した
魔法陣にケルベロッサ改を装備した
奈落にガーゴイル・ハシビロコウを装備した
魔王領域にゾンビ犬を装備した
◆心魂結束
種を蒔く魔王『ノイ』と心魂結束を結成した!!
◆対象指定
対象指定……フリー
ユニオン活動
深追憶水族館トリエステいきものふれあいコーナーの活動記録
◆ENo15とENo19の二人ユニオンです◆
水族館のいきものふれあいコーナー、の名残。
タッチプールには生き物はいないし、海水だけが揺蕩っている。
種を蒔く魔王『ノイ』の力により、鮮やかな花々が咲き誇っているが、それすら墓前の花に見える。
【可能性の魔女】ルシュティエッタは、主にここにいる。
水族館のいきものふれあいコーナー、の名残。
タッチプールには生き物はいないし、海水だけが揺蕩っている。
種を蒔く魔王『ノイ』の力により、鮮やかな花々が咲き誇っているが、それすら墓前の花に見える。
【可能性の魔女】ルシュティエッタは、主にここにいる。
経験値の訓練をしました
経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
ENo.15からのメッセージ>>
「……気楽ね……」

「これは確かに作戦足り得るわね。たまにそっと集団から外れて立て直しを図りましょう」
メッセージ
ENo.102からのメッセージ>>
名無し
「なんだお前、人をカスゴミゲロクソ野郎とは。ゲロってんのはお前だぞ。俺を見てみろ、無味無臭のゾンビだぞ。害悪がイキってんじゃねえよ」
無味無臭ゾンビ
「それにおまえ、辛気くせーゾンビってそのまんまじゃねーか。面白くもなんともない。そんな静かな相手がお好みか? ん? 俺静かにするとずっとコレだぞ?」
名無し
「それよりは、ちょっと愛想と愛嬌がある楽し気なゾンビのほうがいいと思わねえかあ?」
楽し気なゾンビ
「なあ!! そうだろ!!!! 同胞!!!!!!!」
メッセージを送信しました
>>Eno.15: >>Eno.12

「なんだお前、人をカスゴミゲロクソ野郎とは。ゲロってんのはお前だぞ。俺を見てみろ、無味無臭のゾンビだぞ。害悪がイキってんじゃねえよ」

「それにおまえ、辛気くせーゾンビってそのまんまじゃねーか。面白くもなんともない。そんな静かな相手がお好みか? ん? 俺静かにするとずっとコレだぞ?」

「それよりは、ちょっと愛想と愛嬌がある楽し気なゾンビのほうがいいと思わねえかあ?」

「なあ!! そうだろ!!!! 同胞!!!!!!!」
メッセージを送信しました
>>Eno.15: >>Eno.12
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
精算
売上高 0
攻撃戦果収入13.17
支援戦果収入33.22
防衛戦果収入20
捕虜交換 280
戦闘報酬346
販売数補正 0.3%
売上均衡補正 5%
戦闘報酬均衡補正7.31%
合計現金収入391
獲得レートポイント391
収入 3800moneyがかき集められました
【!】召喚費用 364moneyを消費しました
【!】経費 6911moneyを消費しました
パーツ販売数 3個
今回の購入者-->>15 >>15 >>71
◆経験値が50増加しました……
◆展示水槽:花電車の静寂 からスケルトンが這い出してきた……
あなたは34回カルマを重ねました
丸太の強度が 26.2 になった!!
展示水槽:熱水噴出孔の強度が 27.4 になった!!
展示水槽:深層海流の強度が 26.6 になった!!
展示水槽:タッチプールの強度が 25.71 になった!!
展示水槽:熱水噴出孔の強度が 26.2 になった!!
展示水槽:熱水噴出孔の強度が 26.2 になった!!
展示水槽:花電車の静寂の強度が 27.2 になった!!
冷感にくまんくっしょんの強度が 26.2 になった!!
デスポメラニアンの鎖首輪の強度が 25.71 になった!!
ケルベロッサ改の強度が 26.6 になった!!
ガーゴイル・ハシビロコウの強度が 25.2 になった!!
ゾンビ犬の強度が 25.2 になった!!
攻撃戦果収入13.17
支援戦果収入33.22
防衛戦果収入20
捕虜交換 280
戦闘報酬346
販売数補正 0.3%
売上均衡補正 5%
戦闘報酬均衡補正7.31%
合計現金収入391
獲得レートポイント391
収入 3800moneyがかき集められました
【!】召喚費用 364moneyを消費しました
【!】経費 6911moneyを消費しました
パーツ販売数 3個
今回の購入者-->>15 >>15 >>71
◆経験値が50増加しました……
◆展示水槽:花電車の静寂 からスケルトンが這い出してきた……
展示水槽:花電車の静寂の骨が配下に加わった……
◆キノイーグレンス・リーガレッセリー は ヘヴンズロウ を習得したようだ……あなたは34回カルマを重ねました
魔王領域の隅に、闇が沈んでいる
あなたは 昏い影 を得ました丸太の強度が 26.2 になった!!
展示水槽:熱水噴出孔の強度が 27.4 になった!!
展示水槽:深層海流の強度が 26.6 になった!!
展示水槽:タッチプールの強度が 25.71 になった!!
展示水槽:熱水噴出孔の強度が 26.2 になった!!
展示水槽:熱水噴出孔の強度が 26.2 になった!!
展示水槽:花電車の静寂の強度が 27.2 になった!!
冷感にくまんくっしょんの強度が 26.2 になった!!
デスポメラニアンの鎖首輪の強度が 25.71 になった!!
ケルベロッサ改の強度が 26.6 になった!!
ガーゴイル・ハシビロコウの強度が 25.2 になった!!
ゾンビ犬の強度が 25.2 になった!!
キャラデータ
名前
深追憶水族館『トリエステ』
愛称
アクアトリエステ
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| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
深追憶水族館『トリエステ』。 死の気配を濃厚に纏った、腐敗した鯨の形をした動く水族館。中には生きているものは誰もいない。 【水族館の冥王】:水族館の主。 【可能性の魔女】ルシュティエッタ:水族館の仮の管理人。 日記まとめ:http://midnight.raindrop.jp/trieste2/ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
あなたの作製した勇者 キノイーグレンス・リーガレッセリー
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__0 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() __6 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() _12 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() _18 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
お城データ |
|
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ID | 種別 | 名前 | 詳細 |
---|---|---|---|
1 | カルマ冷気護衛:ビースト | 展示動物:Lagenorhynchus [25.51] | ▼詳細 |
2 | カルマ冷気建築:水路 | 展示水槽:熱水噴出孔 [26.2] | ▼詳細 |
3 | カルマ冷気建築:水路 | 丸太 [26.2] | ▼詳細 |
4 | カルマ冷気護衛:ビースト | デスポメラニアンの鎖首輪 [25.71] | ▼詳細 |
5 | カルマ冷気罠:水牢の罠 | 水音のする通路 [21.94] | ▼詳細 |
6 | カルマ冷気護衛:ビースト | 夕暮れの獣 [21.78] | ▼詳細 |
7 | カルマ冷気建築:水路 | 展示水槽:深層海流 [26.6] | ▼詳細 |
8 | カルマ冷気建築:水路 | 展示水槽:熱水噴出孔 [26.2] | ▼詳細 |
9 | カルマ冷気護衛:ビースト | ケルベロッサ改 [26.6] | ▼詳細 |
10 | カルマ護衛:スケルトン | 展示水槽:花電車の静寂の骨 [27] | ▼詳細 |
11 | カルマ冷気建築:水路 | 展示水槽:熱水噴出孔 [27.4] | ▼詳細 |
12 | カルマ冷気護衛:ビースト | ガーゴイル・ハシビロコウ [25.2] | ▼詳細 |
13 | カルマ冷気建築:墓地 | 展示水槽:花電車の静寂 [27.2] | ▼詳細 |
14 | カルマ冷気護衛:ビースト | ゾンビ犬 [25.2] | ▼詳細 |
15 | カルマ護衛:スケルトン | 展示水槽:鯨骨生物群集の骨 [26] | ▼詳細 |
16 | カルマ冷気護衛:ビースト | 冷感にくまんくっしょん [26.2] | ▼詳細 |
17 | --- | --- | --- |
18 | 商品罠:商品の罠 | 硬質グミ [21] | ▼詳細 |
19 | カルマ冷気建築:水路 | 展示水槽:タッチプール [25.71] | ▼詳細 |
20 | --- | --- | --- |
21 | --- | --- | --- |
22 | --- | --- | --- |
23 | --- | --- | --- |
24 | カルマ冷気護衛:ビースト | 夕暮れの獣 [23.51] | ▼詳細 |
25 | --- | --- | --- |
26 | --- | --- | --- |
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次回の報酬ボーナス
売上均衡補正 | 10.72% |
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戦闘報酬均衡補正 | 6.5% |
次の戦場
作戦開始……18時00分 第4ブロック 「トルグの小さな部屋」
小部屋が続くダンジョン。扉を開くたびに、新しい出会いがある
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![]() | ゾンビ 攻撃種別:カルマ冷気盗掘 習得魔法: ゲートオープン フリーズブレス カウンターエッジ スパークステップ レギオンファーム レベル :-99999 勇者情報:死ねない存在。 |
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