第3回目 午前6時の焦がれる残火の魔王『フィリリ』
◆日記
「ああ……。」
煤で汚れた壁に、よたりと手をついて。
もう一方の手で嗚咽を押さえるように口元を覆う。
魔王はそうしてふらふらと己が領域に戻ってきた。
“焦黒城”の名の通り、ほとんど丸焦げになった城内を通って。
「ああ。ああ、……」
こらえきれない、そんな様子で声を上げながら。
けれどこれは……嗚咽、なのだろうか。
震える指の隙間から、声と共に漏れ出る吐息。
靴の下にまだくすぶる燃え跡の感触を得るたび、
「ああっ、っ。」
明らかな悦びとなっていく。
「──火が、ああ、……ッ。
これだよ。これなんだ。
聞いてる?まほ太郎?……
そうだ、いない。
も、燃えた。あは、そうだ、燃えて、“だから”大丈夫。
いる。大丈夫。奪われたんじゃない。」
呟きながら、魔王はとうとう壁に背を預けずるずると座り込んだ。
まるで酩酊状態のように、脚がもつれてうまく立てない。
「これが火だよ、ぼくの火なんだ……。見ろ!
わかるだろっ。
──ああ、でも、でも、他の魔王が村を焼くのを見たよ。
ふ、ふふ。ぼくもね。あれをするべきだ。そう思う。
独り占めしちゃだめなんだ。
ぼくらが炎から与えられたように、みんな、与えられるべきだ。
なんて、なんて優しいんだろう。
ぼくはひどいことをされたって、こんなに優しくなれるんだ……」
壁に縋ってゆらりと立ち上がる。
まだなにか陶然と呟きながら、魔王は戦闘準備を整えるため奥へ引っ込んでいくのだった。
煤で汚れた壁に、よたりと手をついて。
もう一方の手で嗚咽を押さえるように口元を覆う。
魔王はそうしてふらふらと己が領域に戻ってきた。
“焦黒城”の名の通り、ほとんど丸焦げになった城内を通って。
「ああ。ああ、……」
こらえきれない、そんな様子で声を上げながら。
けれどこれは……嗚咽、なのだろうか。
震える指の隙間から、声と共に漏れ出る吐息。
靴の下にまだくすぶる燃え跡の感触を得るたび、
「ああっ、っ。」

明らかな悦びとなっていく。
「──火が、ああ、……ッ。
これだよ。これなんだ。
聞いてる?まほ太郎?……
そうだ、いない。
も、燃えた。あは、そうだ、燃えて、“だから”大丈夫。
いる。大丈夫。奪われたんじゃない。」
呟きながら、魔王はとうとう壁に背を預けずるずると座り込んだ。
まるで酩酊状態のように、脚がもつれてうまく立てない。
「これが火だよ、ぼくの火なんだ……。見ろ!
わかるだろっ。
──ああ、でも、でも、他の魔王が村を焼くのを見たよ。
ふ、ふふ。ぼくもね。あれをするべきだ。そう思う。
独り占めしちゃだめなんだ。
ぼくらが炎から与えられたように、みんな、与えられるべきだ。
なんて、なんて優しいんだろう。
ぼくはひどいことをされたって、こんなに優しくなれるんだ……」
壁に縋ってゆらりと立ち上がる。
まだなにか陶然と呟きながら、魔王は戦闘準備を整えるため奥へ引っ込んでいくのだった。
NEWS
《コズミックスフィア》に不穏なうわさが流れる遠くの地で、不可解な死を遂げた魔王がいたという
その死体は黒い錆になって、苦悶の形をして死んだという
魔王変異……誰かが名付けたそれは、瞬く間に広がる
魔王は死ぬ――
「やぁやぁ、魔王たち。ルールッを守っていますか?」
「ルールッを守らないものには、死が訪れるかもしれませんねぇ」
「魔王領域を空かしてはいけませんよ。決して……そして」
「キュアを信じるのです……それ以外は、すべてまやかしです」
「遠くの地で魔王が死んだようだな。これは、ここでも起こりうる」
「力を求めすぎた者の、末路というわけだ」
「大いなる力には、危険が伴う。ということだ」
「おはよう、魔王の諸君(眼鏡クイッ)」
「レガリアの覚醒は順調だ(眼鏡クイッ)あと数時間もあれば覚醒できる(眼鏡クイッ)」
「(眼鏡クイッ)しかし、危険も多い(眼鏡クイッ)そう、変異の力だ(眼鏡クイッ)」
「変わるというものは、よいことばかりではない(眼鏡クイッ)決して元に戻れないほど、破壊されてしまうこともある(眼鏡クイッ)」
「最近の敵の動きを追っている。君たちに伝えておく。僕は報告連絡を欠かさない。すごい!」
「敵――そう、『天球統率者』以外にも、敵はいる。それは、『変異の力を持ったもの』というべきか」
「異形の存在だ。影のように不気味に存在し、篝火のように邪悪な魂を燃やしている」
「これは恐ろしい力だ。気を付けなければならない……僕は、君が心配だ。君が死ぬことを考えると……ぶるぶる!」
「僕も気を付ける。最近、『奴』の周囲を嗅ぎまわりすぎた。危ないかもしれない」
「でも、大丈夫。僕はすごい。すごいやつなんだ……僕は……」
「お前! また会ったな!!」
「まぁ、話を聞いてくれ! 俺は魔王を探している」
「俺にも、運命で結ばれた魔王がいるはずなんだ! 勇者には必ず一人いるように」
「俺の魔王を見つけたら教えてくれ! じゃな! また!」
◆訓練
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が10上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が11上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が12上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が13上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が14上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が16上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が17上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が19上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が21上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が23上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が25上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が28上昇した
機巧技術*3の訓練をしました今回作成の機巧技術*3が30上昇した
機巧技術*3の訓練をしました経験値が足りない
機巧技術*3の訓練をしました経験値が足りない
フィリリは真英・ヘルズホールワンを購入した!!
フィリリは爛れ撒く徘徊者を購入した!!
フィリリは爛れ撒く徘徊者を購入した!!
フィリリはかくすいっちを購入した!!
フィリリはかくすいっちを購入した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
自律式魔臣『朱羅』を作製した!!
◆レガリア決定
幻影跳梁 に決定!!
◆アセンブル
見張り台に炎舌の途を装備した
エントランスに呑欲の途を装備した
通路に腑廻の途を装備した
応接間に全自動焼却機『フランベ』を装備した
商店街に真英・ヘルズホールワンを装備した
回廊に爛れ撒く徘徊者を装備した
三叉路に変溶の途を装備した
闘技場にかくすいっちを装備した
幹部の部屋に爛れ撒く徘徊者を装備した
魔法陣に『まほ太郎』特製、なんかすごい陣を装備した
奈落にかくすいっちを装備した
魔王領域に自律式魔臣『朱羅』を装備した
◆心魂結束
悪運の魔王SFORTUNAと心魂結束を結成した!!
◆対象指定
対象指定……まっさらな裏紙の勇者『FLoWLiA』
ユニオン活動
埋火の庭の活動記録
灰の溜まり場。あたたかい。
経験値の訓練をしました
経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
経験値の訓練をしました経験値が1上昇した
ENo.13からのメッセージ>>「まほ太郎、それじゃゆっくりしててね。」
「はいはい。……はー、ひどい目に遭った……。
いや、遭ってると言うべきか……。
なんで僕、灰に埋められてるんだ?」
「でもこの灰、ただの灰じゃないな。
あんなひどい火傷がもうこんなに治ってる。」
「休暇だと思ってゆっくりするか……。」
◆戦闘結果
戦闘結果は*こちら*
◆ダイジェスト結果
精算
売上高 81
攻撃戦果収入28.41
支援戦果収入10.98
防衛戦果収入9.65
捕虜交換 260
戦闘報酬309
販売数補正 0.3%
売上均衡補正 3.8%
戦闘報酬均衡補正7.14%
合計現金収入435
獲得レートポイント435
収入 3300moneyがかき集められました
【!】召喚費用 230moneyを消費しました
【!】経費 3090moneyを消費しました
パーツ販売数 3個
今回の購入者-->>13 >>13 >>34
◆経験値が25増加しました……
◆報恩の勇者『ムク』 は ランページ を習得したようだ……
あなたは1回村を焼きました
あなたは12回徳を積みました
あなたは2回シュラとなりました
あなたは2回和解しました
攻撃戦果収入28.41
支援戦果収入10.98
防衛戦果収入9.65
捕虜交換 260
戦闘報酬309
販売数補正 0.3%
売上均衡補正 3.8%
戦闘報酬均衡補正7.14%
合計現金収入435
獲得レートポイント435
収入 3300moneyがかき集められました
【!】召喚費用 230moneyを消費しました
【!】経費 3090moneyを消費しました
パーツ販売数 3個
今回の購入者-->>13 >>13 >>34
◆経験値が25増加しました……
◆報恩の勇者『ムク』 は ランページ を習得したようだ……
あなたは1回村を焼きました
あなたは12回徳を積みました
あなたは2回シュラとなりました
あなたは2回和解しました
キャラデータ
名前
焦がれる残火の魔王『フィリリ』
愛称
フィリリ
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
プロフィール
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
よく笑う、人なつこい魔王。 しかし“奪われること、侵されること、縛られること”を嫌い、 それらを避けるためならば手段を選ばない強かさを持つ。 全身 http://tyaunen.moo.jp/txiloda/picture.php?user=lenore0216&file=firiri2tati.png | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
あなたの作製した勇者 報恩の勇者『ムク』
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
__0 __6 _12 _18 _23![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お城データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ID | 種別 | 名前 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| 1 | 火炎罠:火炎放射の罠 | 炎舌の途 [20] | ▼詳細 |
| 2 | 電撃罠:瞬間移動の罠 | 変溶の途 [20] | ▼詳細 |
| 3 | --- | --- | --- |
| 4 | 電撃護衛:マシン | 全自動焼却機『フランベ』 [20] | ▼詳細 |
| 5 | 火炎罠:火炎放射の罠 | 呑欲の途 [20] | ▼詳細 |
| 6 | 電撃罠:瞬間移動の罠 | 腑廻の途 [20] | ▼詳細 |
| 7 | シュラ電撃護衛:マシン | 自律式魔臣『朱羅』 [21] | ▼詳細 |
| 8 | 徳電撃罠:瞬間移動の罠 | 真英・ヘルズホールワン [20] | ▼詳細 |
| 9 | 電撃建築:電気床 | 『まほ太郎』特製、なんかすごい陣 [20] | ▼詳細 |
| 10 | 徳火炎護衛:ボマー | 爛れ撒く徘徊者 [20] | ▼詳細 |
| 11 | 火炎建築:熱砂 | 夢の痕 [20] | ▼詳細 |
| 12 | 徳火炎護衛:ボマー | 爛れ撒く徘徊者 [20] | ▼詳細 |
| 13 | 徳電撃護衛:マシン | かくすいっち [20] | ▼詳細 |
| 14 | 徳電撃護衛:マシン | かくすいっち [20] | ▼詳細 |
| 15 | --- | --- | --- |
| 16 | --- | --- | --- |
| 17 | --- | --- | --- |
| 18 | --- | --- | --- |
| 19 | --- | --- | --- |
| 20 | --- | --- | --- |
| 21 | --- | --- | --- |
| 22 | --- | --- | --- |
| 23 | --- | --- | --- |
| 24 | --- | --- | --- |
| 25 | --- | --- | --- |
| 26 | --- | --- | --- |
| 27 | --- | --- | --- |
| 28 | --- | --- | --- |
| 29 | --- | --- | --- |
| 30 | --- | --- | --- |
次回の報酬ボーナス
| 売上均衡補正 | 4.9% |
|---|---|
| 戦闘報酬均衡補正 | 0.99% |
明日の戦場
作戦開始……8時00分 第2ブロック 「フリアの霧渦巻く底」
霧深き奈落。迷うもの、立ち止まるもの。栄光は、その先にある
| --- | --- | --- | --- | --- |
| --- | --- | - vs - | --- | --- |
| 流浪の徳物理魔術型勇者 攻撃種別:徳物理魔術 習得魔法: ルナティックボックス レベル :11 勇者情報:正体不明 |


_23


