ENo.0236　ミニモフッズ

ネウ主任が消えた！
NEWSから流れてきたその一報に、ミニもふ達は少し思うところがあった魔力炉を購入する決意を固めました。
連続強化魔法のサポートも必要になってくると考えたからです。

「ぷーぴゃーぷきゅぷ……」

スーパーデプス……

「100階まである海の中のダンジョン、ですよね……」

「がう……」

おう……

魔力炉搬入を見守りつつ、ネウ主任救出作戦を繰り広げるだろう舞台、100階層連なる海洋型ダンジョン『ポイント・スーパーデプス』に想いを馳せます。
小さくても経験豊富なミニもふ達。
彼らは海の美しさを知っています。
同時に、海の厳しさも知っていました。
そんな海の底の底、そこでネウ主任は消えたと言います。

「……ぴゃいぴきゅ、ぴゃいぴゃぴゃあ……」

……寂しく、ないかなぁ……

深い深い海の底。
太陽の光が届かないその場所は、とても暗い場所だと聞いています。

「大丈夫ですよ、きっと……だって、そこはダンジョンなんですから」

「…………きゅう」

…………うん。

ラウは優しく言いました。
ダンジョンには優しい魔王達が居る。
ユニットであるラウはその事をよく知っています。
だから、例え暗くて寒い深海であろうとも、ダンジョンである限り寂しくはないだろうと、信じています。
そうだといいなぁ、とミニもふ達も思いました。

もふもふもふもふ……
とにかくもふもふにまみれ、その魅力に取り憑かれるだけのユニオン。
もふもふを可愛がるもよし。もふもふに可愛がられるもよし。