ENo.0017　阿山 煕＆阿山 ニール

何やら、色々と話し込んでいる人外の青年達・・・・。

ニール「・・・・遂に色々と動きが出て来たな？」

ノア「そうだな・・・・」

ネイ「しかし・・・・『デスケル重工』・・・・この時、既に有ったのか・・・・そして『デバステイター』の実用化」

ヒカル「まぁ俺とコウくん達が行ってた時『500年前』には『デバステイター』の最初期型が大暴れして今の有様になった・・・・そしてコウ君達とニール、ノア、ネイ・・・・お前達が行っていた霧に包まれた世界の・・・・いや、この世界の遥か『未来』の時代にもか・・・・」

ニール「そう、そして『この子』・・・・今は『ぬいぐるみ』の姿をしているけど、僕等が乗っていたロボット兵器『ハイドラ』の『プログラムシステム』こと『ΚΕΡΜΠΕΡΟΣ（ケルベロス）』・・・・この子に装備させていた戦闘ユニットの一つが『デバステイターユニット（領域殲滅兵器）』だったんだよ・・・・」

『三つ首の子犬』姿をしたぬいぐるみを撫でるニール。

ノア「とは言っても『オリジナル』に比べると威力とかは随分と控え目だったよな・・・・まぁ量産化した弊害かも知れないけどな？」

ネイ「だな・・・・『オリジナル』は『ヒト』を『素体』にしていたからな・・・・『デバステイター・センチネル』にせよ今回、接触してきたのもな・・・・」

ヒカル「俺等が初めて見たのもヒトを素体にしていたな・・・・それだけは未だ変わらないか・・・・ただ、この技術は『カガクシャ（科学者）』達が持っていたんやよね・・・・しかしこの技術を持つ『デスケル重工』か・・・・どっかで聞いたような？」

ノア「一般的・・・・まぁ『絵描き』ならすぐ分かると思うけど確か『デスケル』は『デッサンスケール』だよな？」

ヒカル「それは分ってるねん・・・・どこで聞いた・・・・デスケル・・・・あっ『雑貨屋デスケル』か？」

ネイ「えっ？」

ヒカル「ニール！お前らが纏めた『ファイル』あるよな？それに『ホウ君』が覚えていた事を書きとめたメモがあるやろ・・・・そこに書いてないか！？」

ニール「え・・・・ちょっと待って・・・・ええと・・・・」

持ってきた『ファイル』のページを捲るニール。

ニール「・・・・あった、コレか！『雑貨屋デスケル』・・・・そして『乾いた静物の魔王ネハジャ』！！」

ノア「ホウ君すげぇな、皆がパニックになってる状況で『キャッチコピー』まで覚えてたのか・・・・『思いは重厚』・・・・あっコレ・・・・」

ネイ「『デスケル重工』のキャッチコピーと、ほゞ同じだな・・・・確定か・・・・コレも」

ニール「あー・・・・コレは見落としてたなぁ・・・・と言うか僕等が『行った』時には『デスケル重工』は表立った動きが無かったからね・・・・迂闊だったよ・・・・うん」

ヒカル「まさか・・・・雑貨屋から工業会社になってるとはなぁ・・・・」

ニール「まぁ・・・・そう言う事は割とある方だとは思うけどね・・・・何処の世界でも・・・・いずれにせよ、そっちの方も探った方が良いな？」

ノア「そうだな・・・・」

ネイ「下手に目を点けられない程度にな？」

ヒカル「せやね・・・・取り敢えずは『レガリア』いや・・・・『18の神器』の方も調べやなアカンぽいし・・・・少々大変になるな？」

ニール「だね・・・・まぁ『ドゥルガー』の事も徐々に判明し始めて来たし調べ甲斐があるもんだよ？」

ノア「ホンマにな・・・・まぁ色々と情報を纏めるのは楽しいちゃ楽しいけどな？」

ネイ「だな、まぁ此れから如何なって行くのか見ものだな？」

ヒカル「嬉々として調べまくるのは良いけど取り敢えず無理すんなよ・・・・お前ら？」

ニール「一応は自重は、するつもりだよ？」

ヒカル「一応かよ・・・・」

ノア「ま・・・・まぁ・・・・ホンマ無理はしないようにはするわ」

ネイ「おうよ・・・・まぁ互いにブレーキ役になれば良いしな？」

ニール「そ・・・・そう言う事・・・・だから、そないに気にはしないでなヒロ兄ちゃん？」

ヒカル「お・・・・おう・・・・（何か不安やなぁ？）」


と・・・・色々と、やる気になっているニール達に若干、不安を感じるヒカル・・・・。

もしかしたら『レガリア覚醒』によって意図せず『視界』が広がった影響なのかもしれない・・・・とは言え彼等自身は未だ『覚醒』の強い恩恵を受けているようでも無さそうなので『視界』が広がったのも気が付いていないのかも知れない・・・・。

とは言え今まで『見落として』いた事に気が付けたりしているので若干ながらも恩恵を受けているのだろう。


さて・・・・この先、本当に彼等の思惑通りに情報を得られるのかどうか・・・・それは先に、ならないと分からないだろう・・・・きっと。

とりあえず、つくっただけｗ