ENo.0017　阿山 煕＆阿山 ニール

ニール「うわぁあああああっ！何でっ何でっ・・・・こんな事にっ！？」

ヒカル「し・・・・しるかぁっ！そもそも何で『コイツ等』が居てるねんっ！！」

何かからの攻撃（？）から逃げ回っている人外、二人・・・・否、四人。
逃げ回っている彼等の背後から飛んでくる謎のビーム攻撃。

ネイ「なんでだ・・・・何で『目玉葱』が此処に居てるんだよっ！？」

ニール「し・・・・知るかっ！てか、もしかしなくても『種』が付着していたのか！？」

ノア「んな馬鹿な・・・・コイツ等が育つには1ヶ月以上かかるんやぞ！？僅か『数時間』で・・・・っ！」

ヒカル「いや・・・・もしかすると『魔王領域』の中だけ時間の流れが違うのかも知れへん・・・・もしくは純粋に『魔力』を吸って急成長したのかもっ！？」

『目玉葱』から放たれたビームタイプの『魔法』を避けながら語るヒカル。

ニール「いやいや・・・・マジで勘弁して・・・・てか、このまゝじゃ不味いっ・・・・何とか手懐けないと・・・・」

何かしらの『魔法』を発動しようとするニール・・・・だが、その隙をついて・・・・。

ヒカル「ニール！！」

ニール「あっ・・・・しまっ・・・・」

見事にニールにビームが直撃する・・・・。

ニール「っ・・・・はぁ・・・・目がぁああああ！！目がぁぁああぁあああっ！？！？」

ノア「くそがぁ・・・・目が染みる・・・・っ」

ネイ「ニールのあほっー！お前に当たると俺達まで・・・・っ」

『催涙ビーム魔法』もとい『目玉葱ビーム』を食らって、のた打ち回る多頭の青年達。

ヒカル「ニール、ノア、ネイ・・・・何てことに・・・・ややっぱ目玉葱ビームやべぇな・・・・」

と言いつつ逃げるのを止めないヒカル・・・・だが・・・・。

ヒカル「あ・・・・しまっ・・・・」

ここで僅かな段差に蹴躓いてしまう・・・・その隙を逃さず放たれ直撃する目玉葱ビーム。

ヒカル「うぉ・・・・ぎゃあぁああああっ！！あっ・・・・目がぁ目がぁーーーー！！！」

ヒカルも催涙魔法の効果で、のた打ち回る・・・・そんな事など、お構いなしに「ちーちー」「きーきー」鳴きながら走り回り、じゃれている目玉葱・・・・そう彼（？）にとっては、これは遊びの一環にしか過ぎないのだった・・・・。

そんなこんなで・・・・小一時間後・・・・。

ニール「はぁ・・・・何とか捕まえた・・・・」

ノア「ったく・・・・ホントえらい目にあったな・・・・」

ネイ「まぁ・・・・何とかなって良かったよ・・・・」

ヒカル「もうマジ・・・・コイツ等、苦手やわ・・・・」

ニール「ま・・・・まぁ・・・・ちゃんと捕まえたし一応、コイツも気が済んで大人しくなったし後は何とかなるというか・・・・するわ・・・・うん」

床に座り胡坐をかいた足の上で『遊び』疲れ眠る目玉葱を撫でながら答えるニール。

ヒカル「おう・・・・ホンマ何とかしてくれ俺には多分、無理やろうから・・・・」

ネイ「てかさーヒロ兄ちゃんも、こう何度も『魔王』やってるんやから、いい加減『魔法』の一つでも覚えたら？資質あるって言われてるんやろ？？」

ヒカル「だが断るｗ」

ノア「なんでや！？魔法を多少でも使えると、いざ何かあった時に便利やろ！？」

ヒカル「そうなんやけどさ・・・・何か、気が向かないんやよね・・・・ホント追い詰められた時が来ない限りは覚えようとは思わんと思う・・・・すまんな、お前ら？」

ニール「そっか・・・・まぁそれなら、それで無理強いはしないよ？」

ヒカル「事に・・・・この目玉葱どうするんや、お前ら？」

ニール「あゝこの子は、ユニットとして働いてもらおうかなぁと思ってるよ？」

ノア「だな・・・・取り敢えず催涙魔法を撃てるから・・・・そうやな『暗黒の罠』として働いてもらおうや？」

ネイ「それ良いな！勇者になら好き放題、『目玉葱ビーム』を撃ってもらっても良いしコイツ等は小さいし足もとい『根』で、何処でも張り付けれるし罠としての役割が丁度、良いな！」

ヒカル「ホンマそれ良いな！但し俺達に撃たない様にホンマに、ちゃんと躾せぇよ？」

ニール「分かってる、分かってるって！取り敢えず任せといてよ僕達に！！」

ヒカル「ホンマ頼むで？」


・・・・と新たな『仲間』（？）を加えて、更に先へと進むヒカル達。

さて・・・・巷では『怪しい影』が現れて騒がれているようだが・・・・まぁ彼等の前に現れても今まで互いに様々な困難を潜り抜けて来た彼等は何とかするだろう・・・・多分、いやきっと。

とりあえず、つくっただけｗ