ENo.0071　魔王【悲劇の王】

【登場人物】
悲劇の王……俺は良い魔王です。良い魔王なんだからキュアがでるんですぅ！（彼は狂っていた）
継ぎ接ぎの騎士…にくまんののろいってなんだよ

【一言日誌】
>>摘 発<<


【日誌】
城に衝撃走る。
……物理的ではなく、精神的に。
　液晶にはデカデカと【摘発】の二文字。
辺りはしっちゃかめっちゃかで、いたるところに文様の刻まれた黄色いテープが張られている。
やってしまった。これは、と恐る恐る蛇継を見る、彼は肩を震わせて
「ぷぷっあんなにかっこいいこと言ってたのに摘発されてるじゃないですかーー！！！マヤウェルはドジっ子だなあ」
　大笑いしていた。なんなら腹を抱えて子供みたいにけらけらと。
「俺はマヤウェルではないし比較的違法ブツを抑えていたつもりだったのだが……、難しいな」
「まあまあ、次頑張りましょう次あーははははおかしい！……だがペナは受けてもらいますね」
え？という前に、俺の体にビビビ…変な光が当たる。光が消えるころには、頭に違和感があった。
「なんだこれ、頭が重いぞ。何か乗っているのか？…しかも生暖かいし、動いてる」
　頭に乗ったなにかを掴むと、…なんだこれ。なんだ？白くてむにむにしていて…丸い…なにかだ。
「にくまんののろいです」
「にくまんとはなんなんだ」
　……次は摘発されませんように。