ENo.0040　文字盤に絡む触手

昔から外部との接触は長いこと避けてきたから、
こういう事態に陥るのはほとんど初めてだ。
……『アンデライト』！ それをめぐる策略。
いつか来る大事なお客様をもてなすために、
光り物を巣に集め愚直に磨き上げるだけでは足りない。
この事実は、私を急き立てるには充分すぎる。

いずれ来る脅威がひとつではないこと、
そしてその片方が神ではなく『カガクシャ』なる人々が挙げたこと…
私たち魔王や勇者の外側にいる彼らには
私とは違うであろう視界が広がっているはずだ。
はたしてそこに何を見ているのか。

一人の魔王が世界を滅ぼすとして……
それを防ぐために全ての魔王を滅ぼすとして……
もうひとつ、『ベネリウム』の言うお客様を誰がもてなすというのか。
魔王なき世界で、だ。
『カガクシャ』が取って代わるというのだろうか。
『アンデライト』を滅ぼし、なんらかを奪おうとしている、ように見える、
カルマ勇者にそっくりなあの人たちが？

お金によって回るこの世界を、お金を中心に考えない人たち…
興味深くもあるけど…


この世界にとっての滅びはどんなものだろう。
金と富がすべてだとするならば、もっとも『稼いだ』魔王こそが
世界をまるごと手に入れて支配し滅ぼすと言えなくもない。
周りの魔王城はぜんぶ潰れるわけだしね。
『ベネリウム』のいうお客様を満足させて、世界が続いても
富を得ることも買うこともできなくなったら魔王も勇者もないもの。

仮にそれを恐れているのだとしたら…
全ての魔王が滅びたのち、富を独占したナントカ委員会とやらが
『世界を滅ぼす魔王』になってしまう…
それは彼らにも本意ではないと思うのだけれど…


まあ、考えるのは二の次だ。
今は『アンデライト』を助けなくてはならない。
みんなには荷物運びを手伝ってもらおう。
私自身も荷物を運んで、みんなのご飯と寝床を用意しなきゃ。
支援が終わったらゆっくり寝てごはんを食べて、
お店を開いて勇者をもてなして、だね。
しかし、何を喜んでもらえるかわからないなぁ。

(店主)

たぶんプレステの3か4のゲームだろう。
スチパン半分ファンタジー半分の世界観のRPGだ。
定価4000円くらいでセロは……あんまり高くない
きっと背景と世界観がとっても素敵なんだろう。
ちなみに内容は王道RPGらしいので熱意が上がりやすいらしいね

このゲームに出てみたかったら参加してみたらどうだろう。
きっと君のダンジョンもゲーム内に登場するぞ！！


発売日？ 未定ッッ！！