ENo.0007　ニール・E・C・A・ウエザラル

ニール「はぁ・・・・やっぱり今回は大変だねぇ？」

溜息を吐く多頭、有翼、植物混じりの青年の真ん中の顔の持ち主ことニール。

ノア「ホンマにな・・・・とは言え、最初からぶっとんだ事は出来はしないからな・・・・普通は」

ネイ「せやな・・・・まぁよっぽど偏ってたり効率的にやる以外はなぁ？」

ニール「だからと言って僕等が、それをする必要は無いけどね・・・・それはそうと気になる話があるね？」

ノア「もしかしなくてもアレか？」

ネイ「・・・・『未来』でも見た・・・・『ゼロの魔法』か」

ニール「あゝそうだ・・・・あらゆる物を『無』に帰す魔法・・・・やはり『ドゥルガー』が『最初』だったんだな」

ノア「俺達が『本体』に『戻った』時と同じような力を持つ魔法か・・・・」

ネイ「とは言え・・・・全く同じでも無いんだがな・・・・わざわざ『失敗』させたり『希望』を失わせたり、わざわざ『無に帰す』時に『ゼロの数列』見せたりとワンクッション置いているしな」

ニール「そうだね・・・・まぁ如何に強力な力を持った『魔王』とは言え『ヒト』いや『生物』が、それに応じた力を使うには結局、間に何か挟んで行かないと操作が厳しいのかもね」

ノア「せやな・・・・モノホンの『無』による『消去』なんざ消えた事すら『理解』も出来ない筈だからな・・・・そのまゝぽんと丸っと消滅だからなぁ」

ネイ「だな・・・・まぁそもそも神器（レガリア）で、その力を抑えれてる時点で俺等の力とは全く別もんだな・・・・本物の無の力って奴はそんなレベルのモノじゃないからな」

ニール「そして・・・・僕の『本体』こと『空』の力もね・・・・傍から見たら『無』と見分けがつかないかもだけど・・・・無に帰した空間を僕は更に消滅させちゃうからなぁ・・・・しいて言うと無も有も理解できなくさせれる・・・・ゼロもイチも何も・・・・本当に何も無くなっちゃうからねぇ」

ノア「まぁ有と無は紙一重・・・・無があるから有が観測できる逆に有があるから無を観測できる・・・・だがその両方が無くなると本当に何も観測など出来ないからな・・・・」

ネイ「だからこそ『空』は恐ろしい・・・・俺達、唯一の天敵だよな・・・・まぁニールが、もう大人しくしてくれているから良いけどさ？」

ニール「うん、僕は今の『生活』が気に入ってるし『ヒト』に成れて生活するのも楽しいし・・・・そして僕を『観測』してくれている・・・・それだけで本当に有難い事だから・・・・もう寂しくないからね？」

ノア「そう言ってくれて俺達も嬉しいよ・・・・まぁ何はともあれ、ずっと一緒だからなニール？」

ニール「うん・・・・有難うノア、ネイ！」

ネイ「さて・・・・そろそろ進むか？」

ノア「そうだな！まだまだ調べなければいけないことが多いしな？」

ニール「そうだね！それじゃあ頑張って行こうノア、ネイっ！！」



・・・・まだまだ問題は山積みだが、今の所は何だかんだで進めれているニール達。

そして・・・・『ドゥルガー』の『ゼロの魔法』に対して何か思う所があるようだが・・・・その辺も含めて更に『調査』を進めて行くようだ。

さて・・・・『追加調査』のつもりが予想よりも中々大変な事になって来たが・・・・まぁ持前の行動力と知識で何とかするだろう・・・・多分。