ENo.0082　花咲巴御前友則

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私、巴と申します。……はい、本名じゃないです。
いろいろと隠し事してます。多分隠し事がばれたらまずいと思ってます。まぁ、追求するほど仲良くなる人…人じゃない、魔王ばっかりですね？
とりあえず書き残しておきましょう。毎日かく事で日課とします。忘れそうです。

それでですが。
そんな中でも商売をするのは大丈夫です。アルバイト経験はあります。…アルバイト経験、役に立つんですかね。これ。役に立たないですね。はい。

……。あの馬鹿はどこに行ったんですか。


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で、どうやって帰ればいいんです？

『それはもちろん、知らぬ』

知ってろよ。お前。お前。

『その口調誰かに聞かれるといかんのではないかのぅ』

うぐ。……こほん。
まぁ、何かしら考えましょう。はい。はい。
少なくとも、生きて帰れると信じましょう。はい。

笑顔を振るまう狐が置いた灯火。
炎は舞い笑顔を彩る。