ENo.0103　鏡偽の魔王『あいせう』

前回の日記……うん、気づいたら商いの時間がきとったから、慌てて書いたんやけども、間に合わんかったな。
商品名も間違えとったし。
実を言うと今も商い直前やねん。

……とりあえず、前回分の日記と今回の日記を書いていこうな！
間に合うかは知らんけど。

----------作成日誌　二回目(前回日記の付け加え)--------------

作成:半夢魔『ピピラーヴァム』・ミラージュ
属性:徳
種別:サキュバス
違法性:0

サキュバスを意識して作成。
違法性の無い鏡像ができた。
身長は160cm代後半で、桃色のツインテールと青い肌、反転した目が特徴。
服装は、魔法少女然としたフリフリの衣装で、一般的に想起される『淫魔』のような露出度の高い衣装ではない。
話を聞くに、『夢魔』と『人間』のハーフであるらしい。

以下、作成物との会話
「自己紹介、お願いできる？」
「うん、いいよー！　この姿のアタシはピピラーヴァムって言うんだー！」
「この姿……って、どういう意味？」
「あ、えっとね、アタシ、夢魔と人間のハーフで、人間の姿と名前、夢魔としての姿と名前を持ってるんだ！　……人間としての名前も名乗った方がいいかな？　普段の姿はそっちだし……」
「ん、そうなんやねぇ……いや、ええわ。ウチが作ったのはサキュバスとしてのアンタやさかい……二つの姿と名前っちゅうんは大変やろ？」
「ん、まあね……けど、夢魔としてのアタシを認めてくれる人はいるからさっ！　だいじょーぶ！　……ところで、アタシが作られたのってさ、夢魔……怪人と闘うため？」
「怪人……？　いや、相手は勇者さんたちやけれども……夢魔が怪人っちゅうんはどういう……」
「……あれ？　もう制限時間がきてしもうた」

……よし！　日記書けたで！
……うん、次に日記を書くときのウチが二回分書いてくれるはずや！