ENo.0194　鍵原ユキと天眼石蝶也

日誌 記録者：鍵原 ユキ

店長が「記録？毎週？やだなあ、交代にしようよお」って言ったので交代で日誌をつけることにしたっす。
でもやっぱりオレは文字書くの苦手っすから、なんか……音声記録できるやつを探してきたっす！
すごいっすねこれ。ファンタジックっていうか……。あ、後で店長も聴くらしいっすから、できるだけ真面目にやるっすよ。
でも店長(音声が途切れる) 真面目に 真面目にやるっすから！

しかしなんか、アレっすね。音声記録できるやつもファンタジックっすけど、周りとかもすごいファンタジ～って感じっす。
やることもいっぱいあるし、魔王さんも勇者さんもたくさんいるっす。というかオレと店長も魔王側っていうか、なんというか……。オレ、あんまりよくわかってないんすよね。店長は「うん、まあなんか、お店するしかないんでしょ？じゃあやるよお」とか言ってたっすけど。あの人の適応力すごすぎるっす。
勇者さんは……たまに襲ってくるから怖いっす。昔やったゲームの魔王さんもこんな気持ちだったのかなあ。申し訳ない気持ちっす。
ファンタジーといえば前、店長が指定すればどこでも見れちゃう鏡みたいなの持ってきたことがあったっすね。
ご親戚さん探すのに使わせて貰おうとしたんっすけど、オレが買い出し行ってる間に店長がバリッバリに割っちゃって……。
……アレ本当に使えたんっすかね？オレはごまかすために割っちゃったと思って……こんなこと言うと怒られるっす。やめよう。

そう、ご親戚さんっす。もしかしたらこの世界にご親戚さんがいるんじゃないっすかね？
ほら、なんか、ファンタジーっすし、そういうこともあるっす！きっと！
……襲ってくる勇者さん側だったらいやだなあ。どうにか説得……いや……むう……。

まあいいっす、きっと今回もなんとかなるっす！しかも一人じゃなくて二人！一人じゃなんともならないこともきっとなんとかなるはずっす！
店長ちょっと頼れるか心配っすけど……あの人ああ見えてやる時はやるっすからね。やらないときはとことんやらないっすけど。


ところで店長、貰ったえっちな本毎晩枕元に置くのやめてくれないっすかね。微妙に守備範囲外れててオレ困るんすよ……。
もう商品作るのに使っちゃうっすからね。