ENo.0049　阿山　煕＆赤田　幸

コウ「・・・・うーん？」

ヒカル「・・・・どうしたんコウくん？」

ホウ「何を悩んでる？」

ナン「便秘？」

コウ「便秘ちゃうわっ！・・・・いやね大した事じゃないけど・・・・ちょっと気になる事があって」

ホウ「・・・・何だ？」

コウ「いやさ・・・・ヒカルさんて僕等と同じ『鎌倉』に住んでるでしょ・・・・なのに何で『関西弁』なのかなぁ・・・・って」

ナン「あ・・・・そういえばそうだね～？」

ホウ「確かに・・・・余り気にはしてなかったけど、そう言えばそうだな」

ヒカル「あ～そう言えば、まだ言うてへんかったかぁ・・・・俺、出身地は『三重』なんよ～」

ホウ「『三重』とか・・・・また微妙な・・・・」

ナン「あれ・・・・『三重』って『中部』だっけ『近畿』だっけ？」

ヒカル「あー・・・・どっちでもあるぽいで・・・・方言では関西系やけどね～」

ホウ「だから・・・・関西弁だったのか・・・・」

ヒカル「そそ・・・・まぁ純粋な『三重県人』やなくて『和歌山』もとい『熊野』もミックスされとるけどな？」

コウ「えっ・・・・『熊野』っ！？」

ヒカル「え・・・・君らも・・・・もしかして？」

ホウ「あー俺達は元々、生まれは『静岡』の『下田』なんだけど・・・・母親の出身が『熊野』なんですよ」

ナン「そそ・・・・でも俺達が赤ちゃんの時に『鎌倉』に引っ越してきたらしいんだよね～覚えてないけどｗ」

ヒカル「さよか～いやさ・・・・君達も突発的にナチュラル（？）な関西弁を喋っていたから、もしかしてとは思っていたんだよねぇ」

コウ「やっぱり、そう思われてましたか～でヒカルさんは何で『鎌倉』に？」

ヒカル「いやぁ観光で来た時、一発で気に入っちゃってな・・・・あと『藤沢』に親戚も居てるし・・・・まぁそのツテで店持てるようになたんやよね」

コウ「なるほど・・・・そうだったんですね」

ナン「何だかんだで・・・・色々と縁があるんだねぇ？」

コウ「だねぇ・・・・」

ヒカル「あっ・・・・そう言えば大切な事、ひとつ聞いていい？」

コウ「あっ・・・・はい何ですか？」

ヒカル「まだ日数があるから後回しにしようかなと思ってたけど・・・・でも早めに知っとかないといけないと思ってな・・・・あと聞くタイミングが無かったし」

コウ「は・・・・はぁ？」

ヒカル「ホント大切な事なんやけどさ・・・・君達、いつ・・・・何年の何月、何日、何時に飛ばされた？」

コウ「えっ・・・・あっ・・・・たしか・・・・」

ホウ「・・・・・・・・だ」

ホウがヒカルに飛ばされた日時を伝える・・・・正確に。

ヒカル「お・・・・同じ年の同じ日・・・・ほゞ同じ時間・・・・同時に複数発生してたのか『時空の穴』が・・・・」

ナン「まじか・・・・てか良く覚えてたなホウ」

ホウ「まぁ・・・・記憶力が良いのだけが俺の取り柄だからな？」

ヒカル「いや・・・・大したもんだよ・・・・しかし安心したよ、同じ世界出身でも時間が違うと何だかんだで、ややこしいからね？」

コウ「た・・・・確かにそうですね・・・・」

ホウ「でも良かったな・・・・同じ世界で同じ時間に飛ばされたって事は同じように帰れる可能性が大って事だしな」

コウ「だね！そこまで頭回ってなかったけど・・・・同じ時に暮らしている人だと分かってホント安心したよ！」

ヒカル「せやね～俺も安心したよ・・・・でも2か所同時に発生してるとは思わんかったよ」

ナン「だね～俺達は自分の部屋で飛ばされちゃったからねぇ？」

ヒカル「まぁ・・・・帰りは其々元の場所に戻るのか同時に同じ場所・・・・どちらかの場所に飛ばされるかは分からんけど・・・・まぁ同じように帰れそうやね」

コウ「ですね・・・・」



とりあえず・・・・『互いの時間』の方の『問題』も解決したようで益々帰るまでの安心感が増したコウ達。

この世界で居られる、あと数週間・・・・何とか上手く商売をやって行けそうである・・・・多分ね？

とりあえず立ててみた・・・・まぁ仮ですよ仮ｗ（ひでぇ