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導入(2期)

最初の誕生日から1年後(時間の経過には個人差があります)、誕生日を15週後に控えたある日
『澱んだ彗星』の女神は盛大な誕生日の茶会を計画します。そして、そのために初摘みの茶葉と新鮮な戦士の魂を用意しようと思いました
相変わらずできそこないの神であった『澱んだ彗星』の女神は、魔王の力を借りようと思いました

再び勇者を召喚し、魔王たちを働かせようと画策する『澱んだ彗星』の女神たち。勇者召喚の呪いは15週後まで止まりません
神々はどうして勇者を召喚するのか『澱んだ彗星』の女神に聞きました

「そりゃ、勇者の足跡が肥料になるからよ。できそこないのわたしが作った世界は、養分が空虚なの」

それで勇者が来なくなってから、魔王の土地は痩せて元通りになってしまったんですね。納得しました。ありがとう
そして、『澱んだ彗星』の女神は一人、召喚に臨みます

「召喚ルームに入らないでくださいね」

そして召喚が始まります……あっと、何かが起こりました!

「オアアアアアアーッ!!」

召喚ルームから出てきた『澱んだ彗星』の女神は、冷や汗をかき小刻みに震えていました

「ばっちり成功したから……うん……」

紅茶の大地にはいつまでの初夏の風が吹いています。今年初めてのセミが鳴き、青空が白い雲から覗きます
今年初めてのセミは、毎日の朝に、いつも生まれ変わります。生まれ変わって、何度でも初めての産声を上げるのです
そして紅茶の大地に、時がまた廻るのです

導入

ある宇宙のできごと
ある時間に、一柱の名前のない女神が生まれました

神である彼女は、自分の世界を創造しようと試みました
しかし、その女神はできそこないの女神で、
生まれてすぐ崩壊を始めてしまいます

導入

残されたのは静かな、静かな誰もいない大地でした
それを目当てに、やはり外宇宙からできそこないの神が集まり始めました

『蜘蛛の巣に差し伸べる手』の神も、そのうちの一柱です
集まった神々はみなできそこないだったので、自分の世界を創ることができなかったのです

導入

集まった神々は民草の創造も不可能だったので、他の世界から好き勝手に物や人員を召喚し始めました
歪んだ入植は続き、その中で力を持ったものは魔王と呼ばれるようになりました

ここで一つの問題が起きます
空白の大地を食い荒らして領土が勝手に決められたころ、
ひとつの意味深な予言がなされました

予言を行ったのは、『澱んだ彗星』の女神です
彼女は言いました
「15週間の後に、創造主は必ず復活し、狼藉を働いた侵入者たちを裁くであろう」

導入

神々は驚いて、どうすればいいか『澱んだ彗星』に聞きました
彼女は言いました
「城を築くのです。戦いに備えましょう。武力は必ず創造主を撃退するでしょう。そしてもうひとつは……」

「茶葉を収穫するのです。草一つ生えない荒野でも、城を築き、畑を作れば茶葉は育ちます」
「茶葉を収穫するのです。失われた創造主は紅茶の女神です。茶葉の収穫は、必ずや彼女の怒りを鎮めるはずです」

そしてできそこないの神々は配下の魔王たちに命令した
城を築き、兵を集めるか、茶葉を育てろと。その猶予は15週間だけであると

あなたは魔王となって城を築きます
魔王たちは他の宇宙からでたらめに集められた、種族も性別もばらばらの存在たちです
あなたは兵を集めるか、茶葉を収穫するか……いずれにせよ、15週後の裁きのために、備える必要があるのです

導入

脅威

『澱んだ彗星』の予言は、すぐに確かな脅威となって魔王たちを襲い始めました
恐ろしい力と発狂した思考を持った者たちが何処からともなく現れ、
魔王城を破壊し、蓄えた茶葉や戦士の魂を根こそぎ奪っていったのです

魔王たちはひたすら防衛戦を強いられました。それは戦士たちを育てる城も、茶葉を育てる城も等しく同じでした
襲い掛かる彼ら、そして彼女たちは不死の存在で、何度殺しても、何事もなかったかのように魔王城の門を叩くのでした
魔王たちは彼らを……勇者と呼びました

魔王のユニット

魔王は神々から王権を授与され、空白の大地を統治し始めます。そのために、魔王は神々からさらに貰った力や、あるいは自分自身の知識や力でもって「ユニット」を作りはじめました。

ユニットは何もなかった大地に悪意と善意をもたらしました。悪意はカルマと、善意は徳と呼ばれました。ユニットはとても便利だったため、大きなマーケットが作られ、盛んに交易が行われるようになりました。マーケットで手に入らないものはありません。郊外の広場には建材が山積みになり、ショーケースには鎖に繋がれた魔女が並んでいます。軒先の大鍋で煮だっているのは毒沼です。向こうの通りでは痺れガスが漏れる騒ぎのようです

マーケットで買物をすると、茶の木の苗が貰えます。茶の木の苗は魔王の魔力を吸ってどんどん成長していきます。それは建材に根を張り、蔦のようにそれを張り巡らせて枯れることはありません。毎朝新芽を芽吹かせ、夕方のスコールで鮮やかに輝きます

紅茶の大地には、いつまでも初夏の風が吹いているのです

導入

登場人物

紅茶の創造主

紅茶の創造主

世界を想像してすぐに消滅した女神です
彼女は善意を作ることも、悪意を作ることもなく、ただ無垢な世界だけを創造しました

『蜘蛛の巣に差し伸べる手』の神

『蜘蛛の巣に差し伸べる手』の神

自分の居場所を求めて外宇宙を放浪していた神です
彼の姿は困難の打破を意味するものでしたが、彼が味わったのは挫折と失意だけでした

『澱んだ彗星』の女神

『澱んだ彗星』の女神

突如現れ危機を予言した聡明な女神です
南天の夜空に常に存在する巨大な彗星であり、その光は濁っています

『黄金の引き取り手』の女神

『黄金の引き取り手』の女神

商取引にご利益があると主張するできそこないの女神です
彼女は経験値トレードやユニット市場を担当する女神で、魔王のマネージャー役をかって出ます
彼女の算術は崩壊していて、彼女のそろばんにかかれば1+1は2になりません