ENo.0152　晋之木魔界ダンジョン村

「アラジンさんアラジンさん、このフロアは設計上どの程度のモンスター重量まで？」
「あー？規定値内だったらオークが限界だな」
「オークかぁ…うーん…」
「あ、ヴァリアント。さっき発注してたモンスターが到着したって」
「はぁい。あとで伝票確認しまぁす」
「それにしてもヴァリアントはすごいな。どうやってモンスターを制御をしているんだ？」
「それは俺も気になってたな」
「簡単よ？例えばミノタウロスだったら…」
「初撃を避けたら後ろに回って膝裏に一発」
「バランスを崩したところ、背中を駆け上がって角を掴んで正面に降りて…」
「あとは眉間に手刀を叩き込めば昏倒するから…ね？簡単でしょ？」
「なるほど！確かに簡単だ！」
「何処がだ！！！」
「…理論上は、ってところ？」
「聞くな」
「会話中のところ悪ぃが、脱走ミノタウロスだ」
「ミノタウロス、丁度いい！早速ヴァリアントの言った方法を試してみよう！」
「やめとけ！…って行っちまったか…どう考えて無ｒ」

「あ゛あ゛あ゛あ゛…（エコー」

「…」
「…」
「…」
「アーサーにはまだ早すぎたかしら…」
「レベル1だしな。仕方ねぇ」
「いや！！仕方なくねぇだろ！！！早くグラン爺さんところに運べ！！！」
（*グラン爺さん…蘇生歴40年の大ベテラン。好きな食べ物はノリの佃煮）


この後めちゃくちゃ蘇生した

魔界ダンジョン村の互助会です