ENo.0022　龍魔王と蛇参謀と蝙蝠ちゃん

サーキナル「うん……心配かけて申し訳なかったけどさ、ヴェンデ」
ヴェンデッタ「どうしたんじゃ？　サーキナル？」
サーキナル「目を覚ましてからもう4日も経つんだからそろそろ距離感を元に戻してほしいかな……」
ピピ「まーた今日もイチャついているんですか二人とも！」
ヴェンデッタ「貴様は別に目覚めんでもよかったんじゃがな……」
サーキナル「本当は嬉しいくせに……」(小声)
ヴェンデッタ「お？」
サーキナル「何でもないです」
ピピ「復帰したばかりで色々と忙しいのでとりあえず夢から持ち帰ったゲロマズプロテインを出品して誤魔化しておきますねっ！」
サーキナル「夢から持ち帰ったゲロマズプロテイン……」

　龍魔王は思った。
『ユニオンというモノがあるらしい。参加したいがウチの部下の性格上波風立たないユニオン活動というのは不可能なのではないか？』
　龍魔王は決めた。
『じゃあ自分でユニオン作っとこ』
　城の四分の一のスペースをユニオン用のソレへと変換。
　浮遊要塞となって魔王城の上をフワフワと浮いている。

　魔王と部下二人は今日も知識を求めて其処彼処から掻き集めた書物を読み漁る。
　要塞の中に眠る知識に興味があるのならば声をかけてみるのもいいかもしれない。
　運が悪いとクソゲーの攻略本等を見せられるやもしれないが。